悪魔の暴走 2.
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「和泉!」
バン!
拳銃を出して、悪魔に攻撃した。
和泉から離れて、かわした。
「まーた出てきた。しかも、大人数で。」
「よくも、和泉を!!」
「えー?殺してないからいいじゃん。」
「そういう問題じゃない!」
そう言って、拳銃を悪魔に向けた。
「ふーん。拳銃が武器ね……。」
ドンドン!
拳銃を悪魔めがけて打った。悪魔は、それを手に取って陽に向かって投げた。
・
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悪魔が暴走して、若菜はくらい暗闇の中に眠っていた。
パチ
起きたら、暗くて部屋にいた。
ここどこ?
もしかして、悪魔が暴走してんの?!
「本当にいらない子だね。若菜は。死ねばいい。」
どこからか、そんな声が聞こえた。
え?
「そうそう。部活休むし。これ以上休むなら、辞めればいいのに。そっちの方が楽だし。若菜いなくてせーせーする。」
やめて。
「あー!若菜、テストの点数散々だー!うわ!だっさー!」
やめて。
「若菜のせいで、コンクール行けなかったじゃん。やっぱり全部若菜のせいだ!」
「やめて!!」
「私は……。私は!………。誰にも、必要とされてないの?」
「そんな事ないよ。」
高校のクラスのみんな?
「私達が若菜を支える。大丈夫。怖くない。私達がいるじゃない。」
私を必要としてくれる声。
「若菜は、いらない人じゃない。私たちには必要だよ?ほら、立って。進もう!大丈夫!私達がいるじゃない!」
いいの?いいの?いらない子じゃないの?本当にその手を取っていいの?
「いいんだよ。だって、私達は若菜を信じてるから!」
! うん!
そして、私はみんなの手を取った。
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