出撃・礼号作戦!〜作戦会議〜
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の妖精さんが言ってました。」
爆撃機が?という事は近くに飛行場姫が潜んでやがるな、厄介な事になってきたぞ、こいつぁ。
深海棲艦はその能力が高くなれば成る程に人型……いや、艦娘の姿に近付いてくる。その中でも抜きん出て戦闘能力ならびに知能が高い者を俗に『鬼級・姫級』と呼称している。その鬼か姫が海域を制圧すると、自分が居座る所に『巣』を形成する。基地だったり泊地のような形に見えるそこからは女王アリに仕える働きアリのように深海棲艦が産み出され続ける。『巣』を叩かない限りそれは終わらない。
「まぁ、飛行場姫は後回しだ。今の所はそっちを叩けとの命令は来てないからな。で、敵の親玉は?」
「姫級の反応は3つ。湾内の陸地に1つ……恐らくですが、これが物資の集積地と思われます。それを護るように潜水棲姫と思われる反応が。今はコイツが『巣』を形成してます。」
潜水棲姫か。やはり対潜掃討戦になりそうだな。
「……ん?あと1つの姫級の反応は?」
「これは海域の東側から輸送艦隊と思われる一団から。水母棲姫を目視でも確認したとの事です。」
ふむ、輸送艦隊を叩いておくべきか、最短ルートで潜水棲姫だけを叩くか。そんなに時間をかけていられる訳じゃあねぇからな。
「…よし、全員に通達!目標は潜水棲姫、輸送艦隊は牽制しつつ相手にはするな。あくまでも潜水艦の掃討を主目的として行動せよ。」
嫁艦と霞が一斉に立ち上がって敬礼する。後は艦隊の編成と装備の選定だな。
2時間後、艦隊の編成と装備の選定を終えた俺はそのメンバーを呼び出した。
「え〜、作戦内容は説明した通りだ。君達には潜水艦の掃討戦を行ってもらう。」
霞改ニを旗艦に、夕張、鹿島、日向、大淀、瑞鳳。日向の瑞雲と瑞鳳の艦載機で制空権を確保しつつ、装備の積載数が多い軽巡を採用して対潜装備をガン積みにして敵を吹っ飛ばす格好だ。
「任せておきなさい、潜水艦なんて速攻で片付けてやるんだから!」
気合い十分の霞。
「落ち着け、入れ込みすぎは逆に危険だ。」
それを嗜める日向。いつも冷静沈着、こういう時には頼り甲斐がある。
「やっぱ潜水艦相手となると、私か五十鈴よねぇ〜。」
いつも通りの夕張。潜水艦の相手ばかりさせてるから慣れた物だろう。
「うふふ……提督さんっ♪」
最近ウチに来た鹿島。何となく狙われてる気がするのは気のせいだろうか。
「では提督、そろそろ出撃しますね。」
この面子の中では数少ない(?)真面目な性格の大淀。まとめ役、任せたぞ。
「提督、お弁当作ってきたから食べてね♪今日の卵焼きは自信作なの!」
「お、おぅ。」
卵焼き大好きな瑞鳳。美味いには美味いんだが毎回だと辛いも
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