ガンダムW
1548話
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にそれ以外の面でもこうして勝負がついた訳だ。
だが、この歴史では連合軍の上位三人が各基地にOZの兵士がいる事に違和感、危機感を持った。
もしかして、本当にオペレーション・デイブレイクが失敗するのか?
なら、今回俺が持ってきた話も、オペレーション・デイブレイクの失敗に関係してくる可能性はある、か。
「その辺の危機感があるのはいい事だと思う。……さて、それで俺がここまで来た理由なんだが」
ああ、そう言えば。そんな表情を浮かべている3人に、少しだけ呆れつつ言葉を続ける。
「実は俺が鍛えているエアリーズ部隊が、模擬戦で俺に負けっぱなしで自信を喪失している。そこで、OZの部隊と模擬戦をやらせてみたいと思うんだが……どうだ?」
「ふむ、その部隊の能力としてはどのようなものかな?」
「少なくても俺が鍛え始めた時に比べると随分と上がっている。そうだな、OZの兵士を相手にしても、無様に負けるような事はないと言ってもいい」
「ほう……それ程か」
ノベンタの感心したような口調。
「ああ。本人達は延々と俺に勝てないから、どうしても自分達が強くなっているという自覚がないんだよ。だから、それを実感させたい。そういう意味では、OZの部隊というのは精鋭部隊という意味で丁度いいと思うんだけど……どうだ?」
「私は賛成する。ただし、必ず勝つのが条件だ」
ノベンタにしては珍しく、強気というか強硬的な発言。
まぁ、特別待遇で雇っている俺の成果と考えれば、ここで失敗する訳にはいかないと思っているのだろう。
他の2人も同様に頷き……こうして、模擬戦が行われる事が決定するのだった。
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