暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1548話
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を持っていってもよかったんだが、やっぱりここは最初に直接の上司の許可を取っておく必要があるだろうし。

「どうぞ、お入り下さい」

 部屋の中に行って戻ってきた兵士の言葉に頷き、ノベンタの執務室へと入る。
 中には……丁度都合がいいことに、ノベンタ以外にセプテムとベンティの姿もあった。
 そして3人ともが昼食を食べている最中。
 ……ただし、昼食と言っても俺達が食堂で食べているような昼食ではなく、コース料理だ。
 どこで料理をしているのかは分からないが、お偉いさんだけあって随分と羨ましい食事風景んだな。

「アクセル、一体どうした?」
「昼食中に悪いな。……けど、連合軍のトップ3が纏まって一緒に食事をしてるとは思わなかった」

 原作ではノベンタとベンティはそれなりに友好的だったが、タカ派のセプテムはこの2人を相手に敵対……とまではいかないが、意見が食い違っていた。
 だが、こうして見る限りではこの3人の仲は良好だと言ってもいいだろう。
 少なくても、こうして一緒に食事をしているのだから、敵対しているという訳ではない筈だ。

「何を言っている。こうして3人が一緒に食事をするようになったのは、お前のせい……いや、おかげだぞ」

 苦笑を浮かべながら告げるセプテムの言葉に、首を傾げる。

「俺の?」
「そうだ」

 そう言って俺の言葉に同意したのは、セプテムではなくベンティ。
 ノベンタもまた、他の2人の言葉に頷いている。
 どうやら3人共本気でそう思っているらしいが……俺が何をした?

「アクセルがスペシャルズの……いや、OZの脅威を私達に話したのだろう? 今までは少しずつスペシャルズが各基地に配備され続けていたから、その辺は全く気にしていなかったのだが、改めて考えると色々と危険な要素が多い事に気が付いてね」

 ベンティの言葉になるほどと頷く。
 実際問題、本来なら1つの部隊でしかない筈のスペシャルズが、少人数ずつながら多くの基地に配属されている……というのは明らかに異様な事だ。
 だが、すぐにスペシャルズがそれぞれの基地に配属された訳ではなく、少しずつ、少しずつ配属されていったからこそ今のような状況になっているのだろう。
 そして俺がOZが怪しい云々と色々吹き込んだおかげで、原作では気が付かなかった……もしくはそこまで高くはなかった危機感がかなり切迫した状態になったと。
 これってもしかして、何気にオペレーション・デイブレイクの大きな邪魔をしたんじゃないか?
 原作のオペレーション・デイブレイクでも、OZの部隊が連合軍の基地を攻略しようとして攻め込んだ時に、連合軍に混じっていたOZの兵士が背後から攻撃して攪乱させるような真似をしていた。
 勿論純粋な能力差というのもあっただろうが、同時
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