ターン62 蹂躙王と墓場の騎士
[15/19]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
を特殊召喚!このカードは俺の場に幻影騎士団が存在するとき、特殊召喚することができる!」
幻影騎士団ダスティローブ 攻800
幻影騎士団サイレントブーツ 攻200
2体の幻影の騎士が、ケルトを守る壁として立ちはだかる。彼らが憑代としているのはそれぞれズダボロのローブに杖、そして柔らかそうなブーツとズボンだろうか。と見る間に、ダスティローブが体のそばを浮遊する杖を振り回してなにやら呪文を唱えだす。
「ダスティローブは自身を守備表示にすることで、場の闇属性モンスター1体の攻守を次の相手のターン終了時まで800ポイントアップさせる。対象はもちろん、このサイレントブーツだ」
幻影騎士団ダスティローブ 攻800→守1000
幻影騎士団サイレントブーツ 攻200→1000 守1200→2000
サイレントブーツの攻守が申し訳程度に上昇する……だが、そこに何の意味があるのだろう。たとえ攻撃力が上がったとしても、素の攻撃力の低さが災いしてその数値はようやく4ケタに届いたといったところ。
だが、僕は忘れていた。このケルトが操るデッキには、もう1つ別のギミックが隠されていることを。
「装備魔法、折れ竹光をダスティローブに装備!さらに装備魔法、妖刀竹光をサイレントブーツに装備!この2枚はどちらも装備したところで攻撃力が上がるわけでもねえが、妖刀竹光には特殊能力が存在する!俺の場の他の竹光を手札に戻し、このターン装備モンスターの直接攻撃を可能とする!」
「ダイレクトアタッカー……!」
サイレントブーツの攻撃力は、ダスティローブの支援込みでもわずか1000。だが、僕のライフはそれよりもさらに低い700しかない。僕の方に傾きつつあった流れを強引に引き戻しにかかるケルトの反撃……それも今の動きで手札をすべて使い切ったことを考えると、正真正銘最後の賭けだろう。
「バトルだ、サイレントブーツでダイレクトアタック……!」
「ガダーラの特殊能力、風葬を発動!壊獣カウンター3つをコストにガダーラは自身の鱗粉をたっぷりと含む特殊な風を巻き起こし、自分以外の全てのモンスターの攻守を半減させる!」
「だが、サイレントブーツの攻撃が止まるわけではない!」
KYOUTOUウォーターフロント(5)→(2)
幻影騎士団ダスティローブ 守1000→500 攻800→400
幻影騎士団サイレントブーツ 攻1000→500 守2000→1000
ガダーラの羽ばたきが暴風を起こし、その風に乗ってガダーラ自身のカラフルな鱗粉がフィールドを包み込んでいく。いかに幻影の騎士といえども超自然の力には敵わないらしく、周囲を霧のように包む鱗粉に苦しみその場で力を失っていく。それでもなお挫けないサイレントブーツの一撃が、僕のどてっ腹を踏
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ