『助ける』と心に決めた瞬間すでにその時行動は終わっているんだ
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
実験?をしてから数日が経った。俺は今
「何のようじゃ?」
白夜叉の下にいる。
「教えて欲しいことがある。」
「ワシにか?」
「あぁ、アンタにしか聞けない。」
「クラーケンとグライアイの居場所だ。」
「何故それを知っている。」
「かつてのノーネームの仲間が今回ゲームの景品だと知った。その後現在の所有者なんかを調べていたら挑戦権についての情報も出てきたんだ。」
「成る程。それならば納得だな。じゃが、教える分には構わんのだがおんしだけで行くのか?十六夜達は?」
「あいつらまで出張ってしまうのはあまりいいことではないからな。」
「よかろう、だがクラーケンとグライアイは一筋縄ではいかんと思うぞ。」
「それでもあいつらのためにしてやりたいことがあるんだ。」
ゲームじゃ十六夜達が主役だろう。ならば俺はその舞台を用意しよう。それだけだ。
「クラーケンとグライアイの居場所ってこんなに遠いのか?」
「人間の足ではかなり時間がかかるな。」
「…」
「送るか?」
「………頼む。」
かっこよくは締まらない。
それからノーネームでは十六夜とレティシアの勝負やコミュニティ『ペルセウス』の襲来があり、
再び場面は白夜叉の店へ
そこでは十六夜達ノーネームとペルセウスのリーダーのルイオスが剣呑な雰囲気を出していた。
と、そこへ
「む、おんしらにニュースだ。」
「ニュースとは?白夜叉様。」
黒ウサギが聞く。
「うむ、ルイオスよ、今回のノーネームの挑戦をおんしは受けねばならん。」
「何故??」
ルイオスが驚く。他の面々もどうしてなのかわからない様子だ。
「その理由はこれじゃ。」
パンと白夜叉が手を叩く。
そこに出てきたのは2つの宝玉と、
「死ぬかと思った。」
ボロボロになって倒れているナナシであった。
「おんしェ…」
何とも格好がつかない主人公だ。
「これは??」
ルイオスが叫ぶ。そう、この2つの宝玉がペルセウスへの挑戦状クラーケンとグライアイのゲームをクリアした証なのだ。
「これでゲームができるな。」
「ナナシ様どうしてあなたが。」
「俺なりのコミュニティへの貢献ってやつだ。」
その後ルイオスとのゲームが決定した。
「ナナシ、よくこんなの思いついたな。」
コミュニティに帰った後に十六夜が俺に話しかけてきた。
「まぁな。」
「クラーケンとグライアイはどんなやつだった?」
十六夜が嬉々とした様子で聞いてくる。
「お前なら瞬殺できる程度だ。あまり期待するな。」
「へえ、で
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ