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霊群の杜
鎌鼬
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の背に吸い込まれるように消えた。…これは、俺のか!?俺の×××××…『かまいたち』。『風』の統制を逃れ『薬』を喪い、ただ切り刻むだけの虚ろな獣の塊。
付け焼刃の洗脳、そう侮っていた。その侮りさえも戦略だった。一瞬で良かったんだ。ほんの一瞬、奉が傍に居る状況で、俺が奉に殺意を向ければ『殺害』は成功する。鎌鼬の離散とやらも、俺に『憎むだけで発動する道具』を仕掛けるための、奴らの計略だったのだ。恐らく。


じゃあ、奉は!?


恐る恐る奉に視線を戻したその瞬間…切り刻まれた奉の躰から紅い花弁のように血飛沫が舞い散り…奉が爆ぜた。

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