イボウンデーの帰還
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らなかった事に文句でも云いに来たのかと思ったら開口一番
「イポウンディアン・ハムスター預かってるんだって!?」
と叫んで興奮気味に入りこんで来た。
「こいつはな、特殊な目的の為に品種改良されたげっ歯類なんだ」
「特殊な目的…?」
厭な予感しかしない。
「属国への嫌がらせだ。おぅ、ちょっとうちのハムスター預かってくれよ、みたいな軽いノリで属国の王に約束させ、酷い目に遭わせるというな。だから、より大きく!より大食いに!そしてより臭く!うるさくなるように品種を掛け合わせ、ここまで迷惑なペットが完成したというわけだ」
「嫌がらせだったのかよ!!」
「あー、若い世代はイポウンディアン・ハムスターを託すことは最上の信頼を表すとか勘違いしているがな。上野動物園で飼育を試みたことがあるが、飼育3日めで隣のオリのカピバラがノイローゼになり、泣く泣く公開を諦めたという経緯が」
「―――あんの野郎…!!!」
2日後に皇太子が帰って来たし、帰省の手土産がニカカニカマカマだったので殴っておいた。
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