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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
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れと同時に、彼らは納得したようにうなずく。よほど自分たちの力に自信を持っているのでしょう。そうでなければ、こんな感想を持つはずがありません。

「森に火をつけたのはあなたたちですか?」
「そうだけど?それが?」

悪びれる様子もなく淡々と答える彼らに怒りを覚えます。村を乗っ取っただけでは飽き足らず、命を奪いに来るなんて・・・

「許せません!!」
「あたしたちがあんたたちを倒す!!」

相手は二人。他の三人がどこにいるのかわかりませんが、たぶんここは彼らしかいないはず。今戦えば十分勝機はあります!!

「君たちが・・・俺たちを倒す?」
「はい!!」

敵を睨みそう言うと、彼らは顔を見合わせた後大口を開けて笑い始めました。

「何がおかしいのよ!!」
「だってよぉ・・・お前らみたいなガキが俺らに勝つなんて・・・」

笑いすぎて流れている涙を拭いながらそう言う坊主の人。それを聞いて私たちはさらに怒りが沸き上がってきます。

「そんなふざけたこと・・・言えないようにしてあげる!!」

空気を吸い込み一気に吐き出す天空の神。それは怒りにより威力が増しており、周囲に広がっていた炎の一部を消し去るほどに強力でした。

「おっ!!すげぇパワー」

しかし、その攻撃をものともせず突進してくる敵。彼は指先に付けた武器で彼女に引っ掻くように攻撃を仕掛けようとします。

「させない!!」
「おっ?」

しかし、その寸前でシェリアを持ち上げて飛び上がる白髪の少女。おかげで彼女は攻撃から逃れることができました。

「こいつは私たちに任せなさい!!」
「ウェンディとサクラはそいつを!!」
「わかった!!」
「よろしくお願いします!!」

シャルルに連れられてこの場から離れていくシェリア。二人を追い掛けて坊主頭の男性も離れていきます。

「イネス!!そいつらは任せるぞ!!」
「わかった」

一言そう告げてから離れていく男性。私たちと向き合っているイネスと呼ばれた彼は、小さくうなずいてこちらを見据えます。

「サクラ、戦える?」
「はい!!もちろんです!!」

サクラもやる気満々で大きくうなずきます。シリルたちが戻ってきてくれればいいけど、ここまで遅いということは彼も何かトラブルに巻き込まれているのかも。だとしたら、ここは私たちで戦うしかありませんね。

(私たちがやられたら、村の人たちが危険な目にあっちゃう。何としてもここで止めないと)


















シリルside

セシリーの姿が完全に見えなくなったのを確認し、ホッと一息つく。二対一から一対一になったのは苦しいと思うかもしれないけど、元々一人で戦うことが多かったからこの
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