暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic20-A幕間〜After of Battle End〜
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れている現状を伝える。アイリは「そう。フォルセティだったんだね、あの攻撃は・・・」辛そうに、そして悲しそうな複雑な表情を浮かべた。
「でも、そういうことならルシルには早く起きてもらわないとね」
「え? ルシルを起こす方法があるの!? というか起こしていいの無理やり!?」
「フェイト、しーっ!」
「あっと」
思わず大きな声を出しちゃって、慌てて口を両手で塞ぐ。改めて「大丈夫なの?」訊ねる。
「ルシルは守るため、救うための戦いには大張り切りだよ。それが身内なら特にね。それに今回はエグリゴリまで関わってるし。もし事件解決後まで放ったらかしにされたら、かえって怒るよ」
「確かに・・・。でもどうやってルシルの意識を取り戻させるの? アイリの治癒魔法だと、ルシルの意識を回復させることって・・・」
「出来ないね、とっても悔しいけど。でも方法はあるんだよ。シュヴァリエルに殺されかけて、敵だったリアンシェルトに負っていたダメージを回復させられるっていう情けが嫌だったみたいだね。こういう状況に陥った場合がもしまた起きたら、アイリが起こすことになってるの」
初耳だった。ルシルって結構隠し事とか秘密とか多いんだよね。何でも自分ひとりで出来るからって、ちょっとそういうのが多いのが悲しいような切ないような。親友なんだからもう少しコミュニケーションを取ってほしいかも。
「アイリがユニゾンして精神世界に居るルシルに干渉して起こすの。普通、ルシルの精神世界に干渉するなんて余程の実力者か、本人に招き入れられない限りは無理なようなんだけど、アイリはと・く・べ・つに許可を貰ってるから出来るんだよね〜♪」
えっへんと胸を張るアイリ。それはともかく、一応「はやてに今の話を伝えるね」上司に報告を、だ。アイリは「あ、はやてにも教えてあげないとダメだよね」コクリと頷いた。そういうわけで早速、はやてに通信を入れる。
『何かあった、フェイト隊長?』
さっきの時もそうだったけど、モニターに映るはやての顔色はお世辞にも良いとは言えない。部隊長として頑張るはやてに私は、労いの言葉より先にルシルを覚醒させる方法と、それをアイリが今から行うことを伝えた。そして、それを行わせていいのかを訊ねてみた。
『正直、目覚めてすぐにルシル君を戦わせるのは気が引ける。調査部から正式に戦闘に参加してええって許可が下りててもな。そやけどアイリの話も理解できる。ルシル君なら確かに・・・解決後まで寝かされてたら怒るかもってな』
はやてがそこまで言って僅かに俯いて数秒後、『アイリ。ルシル君を起こしてあげて』許可を出した。アイリは「ヤー!」元気よく敬礼したんだけど、すぐに「しーっ」私と同時に人差し指を唇に当てた。
「じゃあはやて。ルシルを起こしてから一
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