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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic20-A幕間〜After of Battle End〜
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て支配する。戦乱時代を再び引き起こすのが、プライソンの狙いっぽい。それだけでも十分悩みの種やけど・・・

「俺に依頼して造らせた質量兵器で、というのがさらに嫌な話です」

「ええ。この声明がメディアに流出しないように本局で動いていますが、どれだけ持つか判りません」

カリムやクロノ君の言う通り、プライソンが地上本部と本局から受けた依頼で造った、ってゆうのが一番の悩みの種や。プライソンのその話が真実であれ虚偽であれ、この話が世間に知られたりでもしたら管理局の信用は失墜してしまうかもしれへん。永遠の兄弟ってゆうのもまずい単語や。それは即ちプライソンは、管理局組織と癒着してるって捉えることが出来る。

「プライソンと取引をしている可能性のある容疑者は、ミッドチルダ地上本部・防衛長官レジアス・ゲイズ中将だ。査問委員会を開くことを伝えてはいるようだが、彼はそんな暇などないし、査問されるような疚しい事はしていない、と突っ撥ねているようだ。他にも数名、本局内に居る」

「ロッサの調査報告から、そう判断したんやな?」

「ああ。ゲイズ中将は黒寄りのグレーだ。査問委員会に掛けるだけの理由はあるはずだ。他の数名もグレー枠なんだが、階級や役職が本局内で高いため少々厄介だ。まぁ内務調査部が全面協力してもらうことになったから、問題もじきに解決するだろうが」

ドクター、ジェイル・スカリエッティ少将が確立させた全身サイボーグ化技術・BNAC。それを実際に兵器転用したのはプライソンやけど、実はゲイズ中将も地上部隊の戦力増強を狙って、ドクターに技術提供するように持ちかけてた。もちろん、ドクターがそれを承認するわけもなく。そんなところにプライソンがBNACの兵器転用。

(もう随分と昔の話や。そやけど、ゲイズ中将やプライソンは、そんな昔からいろいろと動いてたわけや)

さらには魔法文化が全盛になって以来、主に外科的な処置や調整などで、対象に強力な魔力や魔法行使能力を持たせる技術・人造魔導師計画が生まれた。プライソンはそれにも手を出してる。

(メガーヌ准陸尉やルーテシア・リヴィア姉妹、クイント准陸尉がエネルギー運用やなくて魔法を使い続けてるのがええ証拠や)

すでに成長した人への施術は失敗することが多く、そんで行き着いたのが生命操作技術によって適合率の高い素体――人を生み出すってゆう何度も試みられてきた、倫理から外れた代物。プライソンのプロジェクトF.A.T.Eを始めとしたクローン製造や、適性のある素体製造も、この人造魔導師計画に繋がって来る。

(准陸尉たちはどうやら適性があったみたいやな。喜ぶべきもんやないけど・・・)

「プライソンの技術力を使えば、確かに地上の戦力は充実するでしょう。ですがそれは倫理から大きく外れてしまっています。人
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