ガンダムW
1547話
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当なら毒味でアクセルに飲ませようと思ったんだけど、これだと意味はないわね」
呆れたように呟く凛だったが、こっちを見る目の中には面白がる色がある。
本気で責めているのではなく、単純にからかっているのだろう。
そんな風にやり取りをしながらもMS輸送機は進み、やがて来る途中に一泊した場所……シェンロンガンダムと戦った軍港の近くの基地へと到着する。
当然のように今日もこの基地で一泊していくのだが、色々と慌ただしい。
「あの軍港の後片付けがまだ終わってないんでしょう」
忙しく働いている連合軍の兵士を見ながら、サリィが呟く。
OZ……というか、スペシャルズは連合軍の下部組織だ。
である以上、当然OZの軍港が破壊されれば、連合軍はその復興に協力しなければならなかった。
「そんな忙しい状況なのに、この基地に泊まるのか? 別に一泊するくらいなら、別の基地でもよかったような気がするけど」
「私もそう言ったんですけどね。この基地の司令官にとって、連合軍からの査察とノベンタ元帥直属の傭兵団とのコネを持つのは、復興云々よりも大事なんだと思いますよ」
呆れた様子のサリィだが、それを断る事が出来なかったのは、やはり少佐という立場故か。
基地の司令官ともなれば、当然その階級は准将、少将、中将……まではいかないか?
ともあれ、どんな階級にしろ少佐よりは遙かに偉い人物だ。
オペレーション・デイブレイク後であれば、連合軍の階級というのは殆ど役に立たなくなるんだろうが……残念ながら今は連合軍がまだOZよりも上に位置しているからな。
ともあれ、俺達はこうしてこの基地で一泊し……翌日にはノベンタのいる基地へと戻る事になる。
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