ガンダムW
1547話
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もしれないが。
「無事か?」
「ええ。こういう場合は、さすがシャドウミラー……と言うべきでしょうか」
「どうだろうな。そっちがそう思うんなら、それでいいんじゃないか?」
綾子や凛の様子に一瞬驚いた様子を見せたドロシーだったが、それでもすぐにそうやって笑みを浮かべるというのは、ロームフェラ財団の中で育ってきただけあって取り繕うのが上手いと言うべきだろう。
「少佐がシャドウミラーを連れてきてくれたから、私も助かりました。ありがとうございます」
「いえ、御無事なようで何よりです」
続けてサリィにも感謝の言葉を述べるドロシー。サリィの方は俺達を唖然とした様子で見ていたのがすぐに我に返って言葉を返す。
「ですが、ロームフェラ財団の方がこうも狙われるとは……色々と問題があるようですね」
「何をするにしても、結局は誰か不幸になる人というのは必ず現れるものですから。そういう意味では、今回狙われたのが私だったのは幸運でしたね。アクセル代表を初めとする方々がいたので」
狙われたというのは、ドロシーが戦争を望んでいるような言動を取っているというのも大きいだろう。
まぁ、ドロシーもそれを承知の上での普段の言動だとは思うが。
「とにかく、今回の犯人についてはこちらにお任せ下さい。そちらのお手を煩わせる訳にはいきませんので」
「あら、お手伝いをしてもいいんですけど?」
「いえ、大丈夫です。命を狙われたのは私ですし、このくらいはこちらでどうとでもしてみせますので」
サリィの……より正確には連合軍の手伝いを頑として断るドロシー。
まぁ、OZとしては今は色々と大事な時期だ。
これを境にしてオペレーション・デイブレイクの件が公になるような真似は避けたいだろう。
……ゼクスにその辺を漏らしているんだが、情報はどこかで止まっているらしくてOZに動きがないんだよな。
トレーズはともかく、レディ・アンに情報が漏れていれば必ずこっちを抹殺しに動いてもおかしくないんだが。
トレーズを盲信している今のレディ・アンであれば、トレーズの邪魔になる相手は即座に排除しようと考えてもおかしくはない。
そう言えば、この歴史ではリリーナがドーリアンと一緒にコロニーに行かなかった為か、父親を意識不明の重体にしたのがレディ・アンだとリリーナは知らないんだよな。
だからこそ、原作にあったリリーナの学校をレディ・アンが口封じの為に襲撃するという騒動は起こっていない。
それは即ち、ヒイロの中ではまだリリーナに対する気持ちが変わっていない事を意味している。
原作だと、あの一件でヒイロは自分がリリーナに対して特別なものを抱いていると自覚するんだが。
この歴史だと、もしかしてヒイロとリリーナの将来は原作と違う感じになるかもしれ
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