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研究所にて
カツラ:「、、、ふむ、、」
リビングでは、カツラがヤマブキシティの
立体映像を見つめていた。
カツラ:「、、、のうマリナさん」
マリナ:「、、、どうしました?」
カツラ:「、、、サントアンヌ号に
乗るのは、本当に幹部連中だと思うかね?」
マリナ:「え?」
カツラはマリナに問いかけた。
マリナ:「さぁ、、、でも、ヒロシ君が
言うなら本当だと思いますけど」
カツラ:「見てみるんじゃ」
マリナ:「え?」
マリナはカツラの隣に寄り、
立体映像からシルフを見つめた。
カツラ:「シルフの最上階の部屋、
人の生体反応が2つあるじゃろ?」
マリナ:「あぁ、確かに最初見た時
私もそう思いました。あの時はみんな
発明に感動して触れてませんでしたけど、、、」
カツラ:「たまに四人になるんじゃ。
明らかに、幹部連中の上に立つ上層部じゃな」
マリナ:「上層部、、」
カツラ:「ワシらはてっきり
ワタル達がトップだと思っておったが、
どうやら別のグループがあるようじゃの」
マリナ:「でも、話じゃ幹部達は
四人ですよね?しかもその内の1人
はサトシ君と馴染みある人物だっていう、、」
カツラ:「そうじゃ、、、。じゃが、
この最上階の2人の内1人は、いつ見ても
部屋から一歩も出ておらん。外に出て
飛び回っとるワタルとは違う誰かじゃ」
マリナ:「違う誰か、、ですか」
カツラ:「、、まぁ、どうにしろ
サントアンヌ号の乗客リストに
ワタル達の名前が載っておったから
作戦の心配は無いんじゃがな」
マリナ:「、、でも気になりますね。
今やカントーの中心とまで言われている、
姿を露わにしないシルフカンパニーの
社長って、、。幹部連中の内3人は元四天王。
それよりも有名な人物って、、」
カツラ:「ワタル達が有名なのは
ポケモンがいてこその実力じゃ。ポケモンが
居なくなった今、カントーの中心に
立つ者はポケモンバトルの才能ではなく
人間として別の何かを持っておる人間が立つ。
シルフのトップが我々の知る人物なのか否かは
何とも言えん」
マリナ:「、、、確かに
そうかも知れませんね」
カツラ:「対面する日が楽しみじゃの」
ズズッ(コーヒー)
口ではそう言うものの、カツラの表情は
真剣だった。
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