暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダー龍騎 〜幻想郷鏡界戦〜
第一話 「繋がった異世界」
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乱舞をディスパイダーへと見舞うが、一向に斬れる様子はない。


バキャイン!!!


「がぁあああああ!!!」

龍斗はデコピンを打つかのようなディスパイダーの攻撃の返り討ちに合い、吹っ飛ばされながら博麗神社の瓦屋根に激突して落下。

地面へと叩きつけられた。

「がぐっ……!!!くっ……そっ!!!つ、つえー!!!」

メタルゲラスと共闘しながら仮面ライダーガイは龍斗に忠告する。

「馬鹿ヤロー!!!契約モンスターがいなければな、その力は発揮できないんだよっ!!!こいつは、モンスターの力を得て初めて意味持つんだ!!!」

仮面ライダーガイとメタルゲラスに圧倒されたディスひほパイダーは、俊敏にワシャワシャ身体を動かし、その巨体をジャンプさせて離脱させた。

「ちょうどいい間合いだ……!!!」

仮面ライダーガイは境内の奥に着地したディスパイダーを確認すると、多少セットしづらいが新たに取り出したカードをメタルバイザーにセットする。

『ファイナルベント』

「ファイナルベント」の音声が鳴ると、メタルゲラスと共に仮面ライダーガイがメタルホーンを引き構えながら駆け出す。

その構えは、さながら「るろうに剣心」の斎藤一の牙突だ。

凄まじいパワーで加速ダッシュする仮面ライダーガイとメタルゲラスの双方のメタルホーンが、エネルギーを纏って光る。

向かって右側に仮面ライダーガイが移動し、メタルゲラスと並んだ。

そして、強烈かつ強大なパワーが付加された突きと頭突きが同時にディスパイダーを穿つ。

「はぁあああああああ……っっらぁああああっっ!!!」



ダガギャァアアアアアアアアア!!!!



仮面ライダーガイのファイナルベント・トラスト・ライノブレイクが、ディスパイダーを凄まじく大爆散させ、砕け散らせた。

「おぉおおお!!!斃した!!!!」

「凄っげ……てか……カッコいいー!!!」

「スクープの枠組み越えちゃった……!!!!」

仮面ライダーの龍斗、魔理沙、文も仮面ライダーの力を目撃し、驚きを隠せなかった。

直後、大爆散したディスパイダーから光るエネルギーが舞い上がる。

それをめがけ、メタルゲラスが飛び上がり、自慢のメタルハンドで鷲掴みにし、口に含んだ。

燃え盛るディスパイダーの残骸をバックに、仮面ライダーガイが歩いてくる。

正に勝利を収めた勇ましい姿だった。

その頃、幻想郷の紅魔館においても戦闘が巻き起こっていた。

紅魔館のガラスが連続で割れ砕ける。

紅魔館内の鏡という鏡が割れ、一部の鏡から霊夢と戦闘していた同類のミラーモンスター・ギガゼールが飛び出す。

二、三体が群れ
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