暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダー龍騎 〜幻想郷鏡界戦〜
第一話 「繋がった異世界」
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赦なく死の口許へと引きずり込んだ。

その時だった。



ダァドガァアアアアアアッ!!!


クモの魔物の腹に、巨大な角を持った何かが突っ込み、思いっきり巨グモをブっ飛ばす。


「キギュイ!?!?」


それは、別の魔物だった。

突然現れたそれは、二足歩行のガッシリとしたサイの魔物であった。

更にサイの魔物は、二、三発の打撃攻撃を加えると、魔理沙を加減して掴み、そのクモの口許から引き離した。

「こ、今度はサイ!!!!す、すごすぎー!!!!でも……あれは……味方……なの!?」

文は更に激化した状況に興奮する半面、サイの行動に疑問を抱く。

背中の翼を羽ばたかせ、とにかく今は上空からスクープ写真を撮り続ける事に集中した。

「お、俺、俺どーすりゃいーだー!?!ちっくしょ、とれねーし、なんなんだ、このかっこ!?!?」

わめいている龍斗の情けない様が目立つ。

「それにしても、あの戦士っぽい人……何かダサいな……」

その様が文にもダサい印象を与えてしまう。

だがその時、龍斗の傍ら方面から一人の厳つい男が歩いてきた。

感じ的には「鉄血のオルフェンズ」の昭弘・アルトランド風な印象を持ったガタイのいい男だ。

「まだ契約してないのか?お前」

「は!?契約!?!?な、なんなんだ!?!?契約って!?!?」

「?!!知らないだと……!?!まぁ、いい……」

「あ、おい!!!助けろ!!!!」

厳つい男は、ぐるぐる巻きの龍斗を通り去り、華扇を助けて彼女の糸をほどく。

「あ、あんたは一体!?!」

「あれはある力でなければ倒せない……下がってたほうがいい……」

「ある力だって……!?」

「あぁ。あれは鏡世界のモンスターだ。俺はそれと戦える力を持っている……」

厳つい男が魔理沙を助けている間にも、サイの魔物とクモの魔物が戦闘を続ける。

突進やクロー攻撃を繰り出し、サイの魔物が優性な戦闘状況だ。

「おい!!!!助けろっての!!!!」

「やかましい!!!レディーファーストだ!!!待ってろ!!!」

龍斗は、彼女ばかり助ける行動をした厳つい男にわめくが、そう言われてはぐうの音も出なかった。

確かにその通りだ。

魔理沙と文もうんうんと頷いていた。

「はい、すいませんしたっ」

魔理沙は厳ついながらも女子を気遣うギャップに何かキュンとなるモノをふと感じた。

「よし、取れた。さぁ、下がっていてくれ。これ以上は危険だ。後、鏡みたいな反射物の近くには行くな。あいつと同類のモンスターがうごめいている」

「わ、わかったぜ……ありがとうな」

「礼には及ばない。後は俺と
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