暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダー龍騎 〜幻想郷鏡界戦〜
第一話 「繋がった異世界」
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彼女は、事ある毎に「異変」に見舞われた幻想郷を護ってきた屈指の巫女であり、幻想郷において名を知らない者はいない程の有名たる巫女である。

そもそも、幻想郷とは博麗結界の中にある現実世界と陸続きの異世界であり、人や妖怪が住まう世界だ。

幻想郷では、特に博麗霊夢を始め、何故か数多くの美少女達が住まう世界としても特筆する部分であり、それは人と妖怪を問わない。

物資などは、現実世界(人里)から忘れられたモノ等が耐えず入ってくる状況にある。

そのような事はさておきながら、霊夢は武器の一つである、霊符を三枚取りだして自身の霊力を籠める。

躱し続けた先に反撃の間合いを見いだしたのだ。

「あんたは一体なんなの!?!食らいなさい!!!離倒霊符!!!」

霊力を籠めた離倒霊符を撃つように投げ、謎の魔物へ直撃させた。

魔物は突き放されるように吹き飛ばされた。

更に吹き飛ばされた魔物へ多重に重ねた霊符を弾幕として撃つ。

「夢想・連爆符!!!」

重ねた霊符の弾幕が撃ち込まれ、連続爆発を起こしながら魔物を包んだ。

「はぁ……はぁ……やった!??」

だが、吹き飛ばされた魔物はただ吹き飛ばされただけに過ぎなかった。

ほぼノーダメージに等しかった。

魔物は平然と跳躍して霊夢に襲いかかる。

「ギリィア!!!」

「くっ!!!」

襲いかかる魔物の爪。

霊夢は、霊力のパワーを宿したおおぬさで受け止めようとした。

掌とぶつかり、霊力の力がスパークを発生させる。

「っ―――くぅっっ………!!!」



グググ……バキャキィィ!!!



だが、魔物は霊力を宿したおおぬさの尖端をギリギリと鷲掴みにし、その力でへし折った。

「ギャラアッッ!!!」

「あぐぅっ……!!?」

更に魔物の掌底打が霊夢を襲うが、咄嗟に霊符でガードした効果で、ダメージ衝撃は多少和らげていた。

だが、それでも突き飛ばされたその衝撃と痛みはこれまでに戦ってきたどの相手にも例がないほどのモノだった。

凄まじく重い一撃だった。

「かはっ……ぅく……なっ、なんてやつ………!!!っくぅ……!!!」

魔物は倒れこんだ霊夢に追い込みをかけるように飛び上がった。

直に攻撃を受ければ、最早絶体絶命。

霊夢は、咄嗟にスペルカードを取りだし、そのスペルカードの能力を発動させた。

「逃げるなんてシャクだけど……!!!」

目映いまでの光りが霊夢と魔物を照らし、その光りを拡大させた。

「ギャギリ!??」

目映い光りに眩みながらも、魔物は爪を突き立てて地面に着地した。

魔物は狂ったように周囲を見
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