ガンダムW
1546話
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うか?」
そんな質問をしてきたパイロットに、少し考える。
正直なところ、敵対する相手を強くするというのは気が進まないんだが……それでも多少エアリーズが強くなったところで、こっちとして容易に対処が可能だ。
ただ、連合軍の兵士や綾子といった面子には……まぁ、この状況で何も言わないのも正直どうかと思うし、それに地上戦がメインのリーオーが主力である連合軍にとっても利益になる事ならいいか。
「そうだな、まず真っ先に言いたいのは、エアリーズの持っている武器が射撃武器しかないという事だ。だからこそ、トールギスに接近されればどうしようもないままに蹂躙されてしまった」
「それは……しかし、それはトールギスだからでは?」
「そうか? ガンダムの中には空を飛ぶ機体もいるぞ?」
空を飛ぶという意味ではウイングガンダムだけだが、他の機体だってガンダムだけあって跳躍は可能だ。
そしてエアリーズは機動力は高いものの、細かな動き……運動性に関してや加速性は決して高いとは言えない。
それどころか、空中での急な方向転換は苦手だと言ってもいいだろう。
「それは……」
ガンダムの一言に、兵士達も黙り込む。
分かっているのだろう。自分達がガンダムと遭遇すればどうなるのかというのを。
「ビームサーベル辺りなら、そんなに場所も取らないし装備してみてもいいかもしれないな」
「ビームサーベル……ですか」
「実体剣の類でもいいんだが、どうしても邪魔になるだろ?」
「はい。それはそうです」
「だから、場所を取らないビームサーベルはお勧めだ。どうしてもビームサーベルが嫌なら、ヒートナイフとかそういうのでもいいかもしれないな」
そんな風に会話を交わしながら、俺とOZの兵士達との時間は過ぎていくのだった。
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