暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1546話
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側には、エアリーズが6機。
 正直、トールギスの性能を考えればこの程度の数の差は全く意味がないのだが、それでもOZとしてのプライドの高さ故か、この数で向こうは俺の相手をする事に拘った。
 ……もしかして、俺に自分達の実力をはっきりと見せたくないからか?
 ふとそんな風にも思ったが、それでもこうして真っ正面から戦おうとしている以上、実力を隠すという風には考えていないと思う。
 一応念の為という事で、ペイント弾を持ってきたのは幸いだったな。
 機体の状態をチェックしながら考える。
 ドーバーガンのビームの威力も最低になっているし、向こうを不慮の事故で殺すような事はないだろう。
 そうして時間が過ぎていき……やがて、ドロシーの声がオープンチャンネルで響き渡った。

『模擬戦、開始!』

 その言葉に、まず最初に動き出したのはエアリーズ。
 一斉に飛び立ち、自分の得意な空中へと浮かび上がろうとするが……

「装備が重いんだよ!」

 どこぞの自爆大好きパイロットの台詞を真似ながら、スーパーバーニアを使って一気に間合いを詰める。
 トールギスもエアリーズと同じく空中を主戦場とする機体だが、エアリーズのスラスターとトールギスのスーパーバーニアでは性能が違い過ぎた。
 こっちが近づく速度と、向こうが上昇しようとする速度。
 その性能の違いは、振るわれたビームサーベルが2機のエアリーズを撃墜扱いにした事で、これ以上ない程に証明された。
 だが、向こうもさすがにOZのパイロットと言うべきか、仲間が撃墜扱いになったのを見て、すぐにこっちと距離を取る。
 接近戦では勝ち目がないというのを理解しているのだろう。……というか、エアリーズの場合は近接戦闘用の武装を持っておらず、全てが射撃武器なんだよな。
 それは接近されるのを嫌うのも当然か。
 ともあれ、近づかれるのを嫌がってトールギスとの距離を開けながら、チェーンライフルを使って牽制してくる。
 普通であれば、その弾丸に当たるのを嫌って距離を開けるのを許すだろう。
 だが……トールギスの性能を甘く見て貰っては、困る。
 スーパーバーニアを使い、チェーンライフルの弾丸を回避しながらエアリーズとの距離を詰めていく。
 普通の人間であれば、間違いなく身体に重大な怪我を負うだろう動き。
 ただ、だからこそ向こうの攻撃は全てがあらぬ方へと飛んでいくに留まっているのだが。
 そうして距離を詰められたエアリーズが何とかこちらと距離を取ろうとするが……甘い。
 スーパーバーニアで距離を詰めながら、再びビームサーベルを振るって2機のエアリーズが撃墜扱いとなる。
 その間にも残り2機のエアリーズは何とかこちらと距離を取ろうとし……それならこっちも遠距離戦に付き合おうと、ドーバーガンの砲口をエ
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