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ハリーポッターと黒き黄金
秘密の部屋
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かハーマイオニーは熱の篭った目でロックハート氏を見ている。
「(以下略)それではご紹介しましょう。助手のスネイプ先生です。……ああ安心して下さい?決闘が終わった後に先生がいなくなっている、なんて事はありませんからね!」
寧ろ消されるのではないかと言いたくなる程、スネイプ教授は怒りに燃えていらっしゃる。
気持ち良く気障ったらしくペラペラと騙るロックハート。
「……諄い。疾く始めよ道化師……」
「(以下略)……さあそれでは実践といきましょう」
「……」
そして武装解除の呪文で見事にロックハートは吹っ飛ばされた。
そしてまた何やら言い訳をしているが、スネイプ教授の"あくまでこの決闘は見事な吹っ飛ばされ方ではなく攻防を見せた方が良かったのではないのか"という正論じみた皮肉に押し黙った。
「……。それでは、2人組を組んで!」
「教授、」
「おや、マキナ君。どうかしましたか?」
「……」
僕は教授に話し掛けたのに。まあいい。
「1人溢れそうなのでどちらか僕に御教授願えませんか?」
「ん?!ぁ、あー……そ、そうですね、」
「丁度いい……先程は精精受け身の仕方しか学べなかっただろう是非とも、経験豊富なロックハート先生に学ぶがいい」
「っ?!」
「嬉しいです。なんて幸運なのでしょうか!……ああ、しかしまだ不安なのも事実。教授、どうかアドバイスでも頂けますか?」
「宜しいですかなロックハート先生」
「え、?ええ、はい。問題ありませんよ……?」
「稀代の天才と名高いギルデロイ・ロックハート先生から直々にDADAを学べるとは光栄で恐悦至極であります。宜しくお願い致します」
ゴリ押し。
少しばかり僕もいい思いしてもいいと思うだろう?教授。
僕らの会話を聞いた皆は一様に動きを止め、こちらを注視している。
「盾の呪文は?」
「ホリビリスまで」
「……十分だ。些か優秀過ぎますがな。まあいい……数度攻撃を受けてから、」
「精神攻撃後に失神呪文を撃ちます」
「……結構。好きにやりたまえ」
頭に重みを感じ背中を軽く押された。
「……、」
「さあ、来なさいマキナ君」
……ファーストネームで呼ばないで欲しい。

台の中央で向かい合い杖を払って礼をする。
「先生。勿論余力を残さぬ全力でお願いできますよね?」
「は?」
「決闘とは年齢性別立場関係なく行うものです。まさか手を抜くだなんて……そんな事しませんよね?先生はトロールや狼男と真正面から相対した英雄ですからねぇ」
「ぇ、あ……も、勿論だとも!」
「さあ先生。……悔いの残らない正々堂々とした決闘にしましょう」
「(……次々と逃げ道を塞がれていく……哀れだな)」
少しばかり長めの見るからに高級そうな薔薇の装飾のされた杖に更に顔を引き攣らせたのを確認する。分不相応と取られ
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