提督の休日・7
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と煮込んでいる。……おっと、今度はフライパンを出して何かを炒め始めたな。この独特な香りは……
「金剛、もしかして今炒めてるのはラムの挽き肉か?」
「Oh!よく解ったネー。」
ってぇ事は、茹でてるのはじゃがいもか?
「はは〜ん、シェパーズパイか。ウナギゼリーじゃなくてよかったぜ。」
「もう!なんでわかっちゃうんデスか!」
む〜!と頬を膨らませる金剛。シェパーズパイはパイ生地を使わないがパイと名の付く、一風変わった料理だ。作り方を載せておくから、金剛好きの人は是非ともチャレンジしてもらいたい。
《芋と肉だけで超満足!シェパーズパイ》※材料は4人前
・ラム(子羊)の挽き肉(牛挽き肉や合挽き肉でも可):300g
・トマト:2個
・玉ねぎ:1個
・じゃがいも:3個
・バター:大さじ1
・バター(味付け用):30g
・オリーブオイル:大さじ1
・牛乳(常温に戻しておく):20cc
・塩、胡椒、ナツメグ:各適量
玉ねぎはみじん切り、トマトは1cm角の角切り。じゃがいもは茹でてマッシュポテトにするため、厚めの半月切りにして水から茹でておく。
フライパンにバターとオリーブオイルを各大さじ1ずつ入れて熱し、玉ねぎを炒める。玉ねぎが透き通って来たら挽き肉を加えて強火で更に炒める。俺が匂いで感付いたのはこの辺りだな。塩、胡椒、ナツメグを少々きつめに入れる。特にナツメグは肉の臭み消しと風味付けの意味を兼ねているので、少しキツいと感じるくらい振った方がいい。味もほぼここで決まるから、ここが薄味だとほとんど味を感じなくなってしまう。味付けをしたら角切りにしたトマトを加え、トマトの水気が無くなるまで中火でじっくりと炒め、火を止める。
炒めた具材を耐熱容器に入れ、平らに均す。お次はじゃがいもを加工していく。
茹でていたじゃがいもに竹串を刺してスッと通ったら、一旦ザルにあけて水気を切る。具材を炒めていたフライパンにイモをあけて粉ふきいもにする。熱いうちにボウルに移してマッシャー等で潰し、口当たりを滑らかにするために裏漉しする。
裏漉ししたイモに、混ざりやすいように細かくしたバター30gと牛乳を加えてよく混ぜる。滑らかさが足りないようならバターと牛乳を同量加えてよく混ぜる。
炒めた具材の上にマッシュポテトを敷き詰め、こちらも平らに均す。フォーク等で表面に模様を付け、220℃に余熱したオーブンで軽く焼き色が付くまで20〜25分焼けば完成。
「darling〜!終わったヨー!」
シェパーズパイをオーブンに入れ終わったのか、キッチンから駆け出してきた金剛がソファーに寝そべっていた俺の上にフライングボディプレスしてきた。
「ぐ
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