暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1545話
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いると思い上がった結果、リリーナに自分の地位を半ば乗っ取られ掛け……最終的にはホワイトファングによってその命を失う事になったのだから。

「アクセル代表、ですわよね? 何でもトールギスを使いこなしてガンダムすら退けたとか。お会い出来て光栄です。皆さんの対応を任された、ドロシー・カタロニアと申します」

 笑みと共に告げるドロシー。
 まぁ、昨日あれだけ派手にやったんだし、五飛に襲撃された軍港にもOZの生き残りは少なからずいたんだろう。……MSは全滅だったが。
 そこから情報が流れてきたと考えれば、特に情報が早いって訳でもないか。

「ガンダムに関しては、機体の性能があってこそだけどな。これだけの性能を持つMSを作れるOZというのは賞賛に値するが……その能力、今は十分に発揮出来ていないらしいな」

 実際にはトールギスの開発に参加した6人の技術者が既にOZに存在していないのが理由なのだが、当然今の俺はそれを知る事は出来ない筈なので、何も知らない風を装う。

「ふふっ、そうですわね。もし何でしたら、アクセル代表がOZに雇われれば……トールギスをより強化出来るかもしませんわよ? トレーズ閣下はアクセル代表のような方を好みますし」
「そうなのか?」

 そう告げつつ、だろうなというのは内心で理解する。
 俺……というか、生身の人間が戦うという意味で、トレーズは俺に友好的になるだろう。
 だが、そこには幾つも問題がある。
 まずトレーズがMDを嫌っているという事。
 一時的に手を組むのはいいのだが、ホワイトスターとの連絡手段が確保されれば無人機が主力のシャドウミラーとトレーズが手を組んだままという訳にはいかないだろう。
 そして何より、トレーズを盲信しているレディ・アンの存在がある。
 自分がトレーズの注目を集めていなければ我慢出来ず、誰か他にトレーズの視線が向けば激しい嫉妬からOZとしての作戦行動そのものすら私的に使用する人物。
 それでいながらレディ・アン本人はトレーズの考え方を全く理解しておらず、自分の考えたトレーズ閣下を大事にする。
 その辺が端的に現れたのが、ニューエドワーズ基地のミサイル自爆や、ヒイロが自爆した時のバルジでコロニーを狙うといった行為だろう。
 ……ニューエドワーズ基地の件で一度トレーズに釘を刺されたにも関わらず同じような事を繰り返すのだから、学習能力はないのか? と言いたくなる。
 まぁ、原作でも最後の方になるとそれなりに理性的な判断を出来るようになるのだが、少なくても俺は今のレディ・アンに近づいて馬鹿げた理由で嫉妬され、逆恨みされて捨て駒のように扱われるのはごめんだ。
 正直なところ、レディ・アンがいなければOZと手を組むという選択肢は連合軍……ノベンタよりもかなり上だった。
 その時
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