第一章:旧校舎のディアボロス/初覚醒のスレイヴ
interlude1:使い魔ともう一人の来訪者〜Shrine princess involved in fate〜
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ーができている。…あれを直で受けるのはまずいな。
「なかなかやるね!ならこれならどうだぁ!」
さらにテュールは籠手の手のひらをこちらに向けそこから雷の球体をこちらに撃ってきた。しかも一つ一つの雷の球体は確実に俺を狙っている。
だが俺も防戦に回っているだけじゃ埒が明かないな
俺は雷の球体を避け、避けられない球体は緋 晶 残 光を放射しながら回避し腰にあるジー・エッジを抜刀しテュールのほうに降下する。
『フンッ!』
「はあッ!」
俺はテュールに斬りかかるが、相手も反撃で籠手で殴ってきた。
―――ギイィィィィィンッ!!!!!!
俺のジー・エッジとテュールの大きな籠手がぶつかり、全体に金属の衝突音が轟く。そしてそのまま俺つばぜり合いになる。
やはりパワーは段違いに強い…。こちらが押されそうだ。
俺はそのままジー・エッジで籠手の拳打を受け流し距離をとる。
「すごいねシンは、私のパワーを受けてもひるまないなんてね。」
『すごくないさ、現にあのまま鍔迫り合いが続けばこちらが確実に押し負ける。』
「そう謙遜して、あなたは強いよ?…では続きと行きましょう!!!」
『そうだな』
そして俺はそのままテュールと戦闘を再開した。
進視点終了
???視点
俺は今宿っているこの小僧かを介してある戦闘を見ていた。最初は小僧ともまともに会話ができない暇つぶしとして観戦するつもりだったが、あの小僧の姿を見て俺の体…いや肉体がないから思念体のほうが正しいか、思念体に覚えのある戦慄が走った。
かつて白いの、歌姫との決闘で乱入してきたあの白い戦士と同じ戦慄だ。最初はただの勘違いと思ったが、明らかにやつが俺たちを倒したときとの戦い方が酷似している。しいて類似点がないところは、忌々しい緋色の結晶を使っていないところか。似たようなことをしているがあれは使い捨ての防御用だろう。
とりあえずこの小僧はマークしておこう。もしあの小僧があの"緋き結晶の英雄”なら今代の三天龍の戦いは、波乱が起きそうだからな。
だから早くこの俺と早く会話できるぐらいに強くなれ小僧。
―――三天龍と称されたこの俺、赤 龍 帝ドライグとな。
???視点終了
進視点
あれから何度かテュールとの攻防の繰り返しが起きた。この世界に来てここまで俺と張り合って戦ったやつは始めてだ。しかも相手は何か楽しそうな表情を浮かべていた。
「はぁはぁ〜、ここまで私と張り合ったのはティアマットと手合わせしたいらいだよ!」
どうやらあちらは、そろそろ体力がなくなるようだな。まあ俺も体の装甲に所々亀裂が入っているし、何より稼動限界が近
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