自己犠牲
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微笑みを浮かべる。
「何でも教えてやる。体もお前に返そう。……それで“取引”と行こうじゃないか」
『あんたの要求はなんだ?』
あやしさ以外の何物でもない話だが、まずは否定も肯定もせず話を進める。
「……少女を開放することだ。そのために必要なのはお前の協力と、生きようとする強い意志だ。それがなければ俺もお前も、元の世界に戻る事はないだろう」
男の要求はジャックにとって、少々分が悪いように感じた。強盗から身代金を要求されているようなものだからだ。奪われたものを取り返すためならば、要求に応えるべきなのだろうか。
『少女とは? 何者なんだ。お前の仲間か? ……それなら信用できないな。自分の欲望のために悪魔に手を貸せということなら、僕はここでお前と死んでやる』
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