63部分:第七話 恐怖の集結その五
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ロファールは何でもないといった様子でカナンに答えた。
「それが何か」
「一つ考えがある」
ここでカナンの目が光った。鋭く、かつ剣呑な光だった。
「考えですか」
「そうだ。まず御前はそのまま行くのだ」
あらためてロファールに言う。
「私はそのままですか」
「呼びに行きそのまま同志達と合流する」
「そして」
「問題はその後だ」
話の重点はそこにあった。カナンの言葉がここでさらに強いものとなる。
「我々は身を隠し御前の後を追う」
「カナン様達も」
「御前が動けば聖闘士達もおそらく気付く」
「確かに」
その言葉に最初に気付き頷いたのはリィナだった。
「彼等も愚かではありません。それならば」
「必ず御前に気付き動いてくる」
「追撃を仕掛けて来ると」
「そして御前が同志達と合流したその時に彼等は出て来るだろう。そこを」
「攻めると」
「そうだ」
また彼等に対して答える。
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