天才少女の月旅行
敗走姫と錯乱騎士
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
にディアなんだ……
臙条のサーヴァントは生前ヘラクレスを知っているんだったか
とはいえアドバイスとかは無理だろうなぁ
「すみません、俺が力になれることはなさそうです」
「ええ、こっちで何とかします、それで以前お話したことなんですが」
臙条との協力
何か1つ手伝う代わりに魔術回路を修復してもらう
本当にできるかどうかわからないが今は向こうを信じるしかない
ヘラクレスを倒すにはもうバーサーカーの宝具が必要だ
「そうですね…………キャスター?」
臙条がサーヴァントと相談している間に私は臙条をよく観察する
以前は死んだ目に闘志が宿ったような瞳は今では怪しく輝いている
あんな感じの目をしている人間を何度か見たことがある
確か薬物にでも手を出している人間達の瞳だ
しかしわざわざそんなことをしなくても臙条を自分の思う通りに動かす手段を持っているであろうサーヴァントなのだが……
いちいち思考の方向性をコントロールしているのだったら裏切りの魔女にしては甘い
「読み違えたかな?」
臙条の話からしか予想ができてないのでもしや臙条に嵌められたか?
自分より性能の良いウィザード……今回の場合はメイガスには出会ったことがないというのが中々痛いな(そもそもメイガスには会ったことがない)
どんな手を使ってくるのかまるで予想できないからなぁ
「決めました」
さぁ、どう出てくる
「遠坂のサーヴァントの真名と宝具を明らかにしていただけたら俺のサーヴァントであなたの魔術回路を修復することをお約束します」
真名と宝具
本来ならアリーナでの戦闘や風貌を見て予想していくものだが私が臙条のアリーナを覗くことは難しい
となると遠坂時臣と接触してなんとか聞き出す必要があるな
しかし遠坂時臣ともなるとポロッと口を滑らすことはないだろう
これはどうしたものか
「足元みられてますよお姫様」
マイルームに戻ると開口一番バーサーカーがこう言ってきた
「いやぁ、でもそこは仕方がないよ、臙条のサーヴァントでは現状太刀打ちできないみたいだしその上で自分のサーヴァントの真名が割れたらそれこそおしまいだしね」
白衣のポケットからビーカーやら薬品をぽんぽんと取り出す
手持ちで自白剤が作れたらいいんだが場合によっては購買で買い足さないといけない
椅子と机を出して早速作業に取り掛かる
「うーん、薬を盛るのはいいですがどうやって飲ませるんですか?」
「そりゃ、直接…………直接しかないかな」
悩み悩んだ結果だったがどうやって飲ませるんだろう?
「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ