ガンダムW
1544話
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ンダムを入手出来るのであれば、しておいた方がいい。
ただ、最大の問題はガンダムを入手した場合、間違いなく連合軍に没収されるという事だろう。
OZならノベンタ直属という事で連合軍を盾に出来るが、連合軍からガンダムを渡せと言われた場合は……最悪、手を切る可能性も考えないといけない。
だが、そうなると組むべき相手のノベンタとも手を切る事になるんだよな。
ま、シェンロンガンダムの入手は出来れば程度でいいか。
「綾子、向こうのガンダムは遠距離用の武装が殆どない。チェーンライフルを使って遠距離からの援護に徹しろ」
『了解した。……アクセル、気をつけて』
「任せろ」
短く会話を交わし、俺は左腕に装備されているライフルを眼下のシェンロンガンダムへと向け、トリガーを引く。
本来なら狙ってからトリガーを引くというのが普通なのだが、俺の場合は狙いながらトリガーを引けば十分に命中させる事が出来る。
放たれた弾丸は、真っ直ぐにシェンロンガンダムへと命中した。
だが……ガンダニュウム合金製のガンダムに、単発のライフルが通用する筈もない。
いっそドーバーガンを使えば良かったのかもしれないが……下手をすればシェンロンガンダムに大きな被害を与える可能性もあるんだよな。
ウイングガンダムのバスターライフル程の威力ではないとはいえ、強力なビーム砲なのは変わりないし。
それに不意を打っての攻撃で五飛に大きなダメージを与えても、向こうは決して負けを認めないだろう。
であれば、ここは正面から叩き潰すのが最善だ。
ライフル弾があたり、五飛も当然トールギスの姿に気が付く。
そんなシェンロンガンダムの正面に、スーパーバーニアを使いながら着地する。
そして外部スピーカーのスイッチを入れ、口を開く。
「行くぞ、ガンダム。その力を俺に見せてみろ」
それだけを告げ、再びライフルの銃口をシェンロンガンダムへと向けるが……それに対して五飛がとった行動は、攻撃に構わず一気に前に出るというものだった。
先程の攻撃で、ライフル弾程度ではシェンロンガンダムに被害を与える事が出来ないというのを理解した上での行動。
五飛がこっちのデータを持ってるのかどうか……いや、持ってるか。
原作でもヒイロのウイングガンダムにトールギスのデータは残ってたんだし。
多分、『プロトタイプ・リーオー? OZが完成させていたのか!』とか言ってるんだろう。
いや、俺はOZじゃないけど。
ともあれ、前に出て来たシェンロンガンダムがビームグレイブをこちらに向かって振るう。
その構えを見た瞬間、スーパーバーニアを使って後方へと退き、間合いを広げつつ左手のライフルを発射する。
最初の時と同様に放たれた弾丸はガンダニュウム合金製の装甲に弾かれる。
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