ガンダムW
1544話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
るというのが定番なのだが……残念ながら、この状況でそんな真似は出来ない。
いや、やろうと思えば出来るだろう。
だがそんな真似をしようとした場合、下手をすると軍港で暴れているガンダムによってこの輸送機が破壊される可能性がある。
トールギスは高い防御力を持っているので、輸送機が爆発しても特に被害はないだろう。
だが、綾子の乗っているエアリーズは輸送機の爆発に耐えられるとは思えない。
……まぁ、エアリーズが爆発しても半サーヴァントの綾子だ。恐らく死ぬ事はないだろうが。
この査察が終わった後にはトーラスに乗り換える予定ではあるが、それも確実ではない。
また、撃墜されたとなれば、どうしてもシャドウミラーの実力に不審を抱かれる。
それを防ぐ為には、やっぱり直接自分達で飛んでいった方がいいんだよな。
「よし、行くぞ」
スーパーバーニアにより空中へと浮かび上がり、軍港の方へと向かって進む。
この基地はOZの軍港から少し離れた位置に建設されているが、それでもトールギスの機動力があれば瞬く間にガンダムが暴れている場所まで到着出来る。
そうして見えてきたのは、軍港が燃え上がっているところだった。
未だに爆発している場所が多いのは、まだガンダムが暴れているからだろう。
基本的にガンダムは施設だけを壊して人を生かす……などという真似は、当然しない。
人というか、OZの関係者は軒並み殺す事を目的にしている。
だとすれば、まだこの程度では暴れ足りないというのも理解出来た。
さて、一体どんなガンダムなんだろうな。
原作知識は結構覚えているが、それでもどのガンダムがいつどこを襲ったのかといった事までを全ては覚えていない。
だからこそどんなガンダムがこの軍港を襲っているのかと気になっていた。
デスサイズやウイングガンダムだったら、トールギスを見た瞬間に俺だというのは理解出来る筈だ。
そんな風に思いながら空を飛んでいると、軍港に向かって炎が放たれているのが見えた。
そして、それだけで俺はこの軍港を襲っているガンダムがどんな相手なのかを理解してしまう。
火炎放射器を装備しているガンダムは5機のガンダムの中でもたった1機しかいない。
シェンロンガンダム……もしくは、ナタク。
つまり、五飛の機体だ。
……そう言えば五飛が軍港を襲っていたような場面があったような気がする。
それが今日で、こうして遭遇する事になるとは思わなかったが。
ともあれ、こうして遭遇したのは運が良かったのか悪かったのか……
五飛は残しておくと色々と厄介な相手だ。
強さという意味では特に気にする必要はない程度だが、その性格的な意味で。
「取りあえずここでシェンロンガンダムを入手してしまうか?」
ガ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ