デスゲーム
第一章
決着。そして亀裂
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っと、冗談にも程があるぜ!攻略本に書いてあることは事実だよ!」
「全くだ。それに、ただのベータテスターごときと同格扱いとはな。」
「なんやてぇ!?」
「俺は、たった1000人ぽっちのベータテストで、ソロ狩りだけで9層後半まで進んだ!ボスの刀スキルを知ってたのは、自分の体で覚えていたからだ!他にも色々知っているぜ?」
「ああ。それに……」
俺は紅緋を雪一文字に変え、ソードスキルを放つ。
「刀スキルなら、俺が知ってる。」
「」
ユウキやラン、キリトのパーティメンバーの細剣使いが何か言いたそうな口をしているが、キリトは片手で三人を制し、罵声を俺たちに集中させ続けた。
「ベータのチーター、だからビーターだ!」
そうだ、ビーターだ!
「ビーター……いいな、それ。」
「そうだ。俺たちはビーターだ。そこらの雑魚と一緒にしないでほしいな。」
俺たちはシステムメニューからラストアタックボーナスを実体化させる。
ユニークアイテム、コート・オブ・ミッドナイト
同じくユニークアイテム、コート・オブ・スカーレット
裾を大きく靡かせながらコートを羽織る。
「二層の有効化はしておいてやる。着いてくる奴等は初見のmobに殺される覚悟をしておけよ。」
俺はユウキに向かって踵を返し、キリトは二層へ続く階段を上っていく。
「ユキのこと、頼むな。」
ユウキやランたちの視線から逃れるように顔を反らす。
「「また、いつか……」」
遺す様に呟き、階段を駆け上がる。そして、牛のレリーフが掘られた門を開ける。
「行こう。」
「ああ。」
俺たちは一歩、一歩と棘の道を歩んでいく。
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