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将棋について
第五章
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るよ。ただ歩一君歩奈ちゃんにあたるビアという駒の動きは将棋とは全然違うみたいだよ。あと将棋は敵陣に入ると成ることが出来るけれどマークレックではそれはないからね。ただこのマークレックの系統のゲームが中国軽油か直接の海からのルートで日本に伝わったという説があるよ。この辺り中国のシャンチーの成立時期が平安時代より後だったりすることからどうかという話も出ていて諸説あるんだ。とにかく日本の将棋の起源は今も色々と言われているよ。
 日本の南北朝の頃の本で麒麟抄というのがあるけれどこれの第七巻に駒の置き方が載っているらしいけれどこの記述は後で付け足されたんじゃないかって言われているからあまりあてにはならないかも知れないんだ。あと藤原明衡という人が書いたとされる新猿楽記という本でも将棋に関する記述がああるからこっちが最古かも知れないね。あと奈良県の興福寺っていう有名なお寺から駒が十六個発掘されていて同時に天喜六年、つまり西暦一〇五八年と書かれた木簡、当時文章を書いていた木を切った板も見つかっているからこの駒は十一世紀中頃のものじゃないかと思われているよ。この当時の駒は木簡を切って作られていて直接その上に文字を書いたみたいだね。形いは今の駒と同じ五角だよ。この発見は新猿楽記と同時期だから確かな証拠と言えるね。
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