暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第三十七話 三年生なのでその二十四

[8]前話 [2]次話
「そういう話を断ってるんです」
「好きな人ね」
 誰でしょうか。
「あの子そんな子いるの」
「それで先輩かって思いましたけれど」
「それ違うから」
 後輩の娘にすぐに言い返しました。
「誤解よ」
「そうですか」
「私いつも小さいとか厳しいとか言われてるのよ」
「あっ、そうなんですか」
「小さいのは余計よ」
 凄く気にしています、一五〇センチからもっと大きくなって欲しいのですが女の子も十八歳になると成長が止まってきます。
「そんなこと言うから」
「じゃあ違いますか」
「そうよ、ないわよ」
 絶対にと言った私でした。
「どう考えてもね」
「わかりました、変なこと言ってすいません」
「そうしたお話はもうしないでね」
「そうします」
「最近よく言われるけれど」
 何かとです、色々な人から。けれどこの時はこれで終わりました。高校三年になって急に周りが変になってきました。


第三十七話   完


                        2016・8・6
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ