はぐれ神父とアーシア
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フリードに、木場は剣の切っ先を向ける
木場「悪いね。彼は僕らの仲間なんだ」
フリード「おおお、いいねそういうの!なにかいぃ?君が攻めで彼が受けぇ!?」
木場「……神父とは思えない下品な口だ」
フリード「上品ぶるなよ、クソ悪魔ぁ。てめえらクソ虫を狩ることが、俺の生きがいだっ! 黙って俺に殺されりゃいいんだよ!」
朱乃「悪魔だって、相手を選びますわ」
笑みを浮かべる朱乃だが、その視線にははぐれ悪魔の時以上の敵意と殺意が感じられる。
だが、向けられている本人は、自分の体を抱きしめるように悶えている
フリード「いいよ、いいよその熱視線!ああ、これは恋?いや、殺意?ンヒヒヒヒ!殺意は向けるのも向けられるのもたまらないね!」
「なら消し飛ぶがいいわ」
不気味な笑みを浮かべていたフリードの顔が急変し、その場を飛び退くと、赤黒い魔力がその場に当てられ、床の一部を消滅させた。それは最後に魔方陣から出てきたリアスのものだった
フリード「私の可愛い下僕を、可愛がってくれたみたいね」
一誠「部長」
フリード「おお、これまた真打ち登場!?はいはい、可愛がってあげましたがそれが何か!?」
フリードの挑発から目をそらして、リアスは一誠に目をやった。
リアス「大丈夫? イッセー……」
一誠「はい、光の剣を握って手を火傷しちゃいましたが、それ以外は」
リアス「こんなに怪我しちゃって……。ごめんなさい、はぐれエクソシストが来ていたなんて、さっきまで結界が張られていて気付かなかったの」
リアスが、悲しそうな顔で一誠に謝る。本気で一誠に対して謝っているようだ
一誠「いえ、俺もすぐ部長達に連絡を取るべきでした。戦闘になって連絡する時間がありませんでした」
リアス「いえ、私がいけないのよ」
リアスはフリードの方を向く
リアス「私は私の下僕を傷つける輩を、絶対に許さない事にしているの。特に貴方の様な下品極まりない者に自分の所有物を傷つけられることは、本当に我慢ならない!」
リアスの周囲を紅い魔力の波動が包み込む
リアス「おっと……この力まずくね?つか、かなりヤバァ?」
気圧されるフリードを余所に、家具を持ち上げていた小猫が鼻を動かしながら報告する
子猫「堕天使、複数、接近中……」
部屋の天井に、リアスのものとは異なる青い魔方陣が展開する
フリード「あはっはっは!形成逆転っすなー!皆さんまとめて、光の餌食ケテーイ!!」
朱乃「部長」
リアス「今は、イッセーの回収が先決。朱乃と神楽はジャンプの用意を。子猫と祐斗は神父を近寄らせないで。一誠もできれば子猫と祐斗の手伝いを」
「「「「「はい」」」」」
朱乃は呪文を唱えて魔方陣を形成して、小猫は抱え上げていた家具を乱雑に神父へ放り
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