第3章:再会、繋がる絆
第76話「反撃の時」
[10/10]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
が、そちらは椿が縮地の要領で接近し、掌底を放つ。
ドンッ!!
「っ....ふぅ...!」
「っ...!重い...なぁ...!」
「あんたの相手は....私よ...!」
その掌底は片手で受け止められるが、大きく後退する。
僕らとの距離も離れたし、あちらは任せていいだろう。
「はぁっ!」
「っ...!」
突き、払い、振り回して近づけさせない。例え接近されても蹴りや拳を放つ。
「“創造”!」
「甘い!」
創造された剣は、魔力結晶を使って同じ剣を創造して相殺する。
ギィイイン!!
「っ...!何...!?どこにこんな力が...!?」
「ははっ...!お前は記憶を読み取っただけだから知らないだろうが...僕にはリミッターがかかっていたんだよ!」
鍔迫り合いになり、僕が力で押す。
押された事に偽物は大いに驚いた。
「リミッター...だと?だが、そんなのはオリジナルの記憶には...!」
「ああ。一切ないだろうな!何せ、ついさっきまで僕も知らなかった事だ!」
無意識下のリミッター...それは僕も緋雪の残留思念に教えられるまで知らなかった。
記憶になければ、偽物は再現できないんだな...!
「っ、ぜぁっ!」
「ぐっ...!」
そのまま押し切り、蹴りを放って吹き飛ばす。
手応えはあったものの、防がれたか...。
「はぁっ!」
「なっ!?くぅ...っ!?」
暴風が吹き荒れ、葵の偽物が吹き飛ぶのが見える。
大方、椿が“旋風地獄”で怯ませ、掌底で吹き飛ばしたのだろう。
「「...さぁ、今こそ...決着の時!!」」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ