暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
剣 〜捻れ蒟蒻の最後〜
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

岩肌が露出した海岸。
太陽が沈もうとしている水平線。


ジョーカーの姿となった相川始はそこにいた。
そしてそこにいるのは彼だけではない。


「来るな・・・・・オレによってくるな!!オレは・・・・・オレはこんなこと望んじゃいない!!」


海岸には捻れた石版、モノリスがあり、ダークローチを次々と生み出していた。
相川は本能でその存在を察知し、ダークローチを駆除しているのだが・・・・・


「ガアアアアアアアアアアアアア!!!」


数が多すぎる。
相川が倒れる。


「始!!」



と、そこに剣崎が叫び、蒔風たちが着く。
その姿を見て、ジョーカーの姿のまま、相川が剣崎に叫んだ。

「来るな!!オレに近づけば戦うことになる・・・・・戦えばオレの中のアンデットの本能がより戦えと叫ぶ!!!」

モノリスを指差し、頭を抱えながら叫ぶ相川。
剣崎が相川の名前を叫ぶ。


「始!!」

「・・・いや・・・・・違う・・・・戦え!剣崎!!そしてオレを封印しろ!それでこの現象は止まるはずだ!!」

「オレには・・・・オレにはお前を封印なんか出来ない!!」

「やれェッッ!!剣崎ィィィイイイイイイ!!!」

「仲間を封印なんか出来るわけないだろうが!!!!」

「だったら・・・・・戦わなければならないようにするまでだ!!!」


「くっ!!変身!!《turn up》」


剣崎がブレイドに変身してジョーカーの爪を受け止める。


「剣崎!!」
「剣崎さん!!」


「二人は手を出さないでくれ!!これは・・・・オレと始の戦いだ!!」


「剣崎!!キングフォームは使うな!!そのまま相川さんを引き付けてくれ!!」

「わかった・・・・・けど!!一体なにをする気だあんた!?」


「見てればわかる。橘さん!ムッキー!回りの雑魚をお願いします!!」

「わかった!」

「変な呼び方しないで下さい!!」


「「変身!!」」


《turn up》
《open up》


橘と睦月がギャレンとレンゲルに変身し、周囲のダークローチを消滅させていく。
その間に蒔風がモノリスに近づき、手を翳した。


「おい、聞こえてるか?・・・・・まあいい聞け」

そういて蒔風が息を吸って、静かに唸った。

「これを、止めろ」



そう蒔風が言った瞬間、留め金が外れたかのように一気にダークローチがわき出て、蒔風を飲み込んだ。



「ッ!?蒔風ッ!!!」

「蒔風さん!?」



「来るな!!!オレは大丈夫だ!!!!」



ギャレンとレンゲルが蒔風の方に叫ぶが、蒔風は大丈夫だという。

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ