第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
剣 〜ジョーカーの心〜
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虎太郎の家に帰ってきた瞬間に剣崎はベッドに放り込まれて軟禁した。
まだ目は覚めず、眠っている。
「どういうことだ。このベルトは人間を変えることなどない!!」
「だが現に剣崎の身体は人でないもの・・・・・おそらくアンデットに変わりつつあったぞ?」
「な!?」
「それについては私から説明しよう」
そこにスーツ姿の一人の中年男性が入ってきた。
「所長!!」
「烏丸さん!!」
「橘、剣崎は?」
「上の部屋で寝てます」
「そうか・・・早めに回収できてよかった・・・・」
「おいあんた、どういうことだ。説明してくれるんだろうな?」
「ああ説明する。どうやら君は、我々の助けになってくれるようだからね」
そうして今は無きBOARD。その所長だった男、烏丸啓が話し始めた。
剣崎一真/仮面ライダーブレイドは、強化変身する際にはラウズアブソーバーという機械にカテゴリークイーンのカードを入れ、さらにそこからカテゴリージャック、またはキングのカードを読み取らせることでジャックフォーム、キングフォームへとフォームチェンジする。
キングフォームに変身したのは現段階では剣崎のみ。
だが、彼の変身は異常だった。
ジャックフォームへの強化変身はブレイドにカテゴリージャックの力を融合し、飛行能力や総合戦闘力を底上げする効果がある。
キングフォームも同様に、キングの力を付与してとてつもないパワーを得るというものだ。
だが彼のキングフォームは違った。
剣崎はアンデットとの融合係数が異常に高い人間だったため、キングだけでなく、スペードスートのアンデット全13体との融合をしてしまったのだ。
この変身は装着者の体力を異常に消耗させ、さらに変身を続けると最悪装着者の身がジョーカーに変貌してしまう、というものになってしまった。
「おそらく剣崎は、キングフォームで戦い続けることで自らをアンデットとし、この戦いを終わらせるつもりだ」
「そうか・・・・・剣崎がジョーカーになれば残ったアンデットは相川と合わせて二体・・・・バトルファイトは再開され、ダークローチも消える。そして二人が戦わなければそのまま・・・・・だが!!!!」
「そうです!!そんなの認められません!!!剣崎さんがアンデットになってしまうだなんて!!!」
「しかも、アンデットは統率者モノリスに戦いを運命付けられている。出会えば戦いの本能がうずく。二人は二度と出会えることはないだろう」
ダンッ!!!!
突如なったその音に皆の身体がビクつく。
そちらを見ると蒔風がテーブルを叩きつけてブルブルと震えていた。
「いけね
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