第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
剣 〜ジョーカーの心〜
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、両膝をついてしまう。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・眠い・・・・・クソッ!!眠くて眠くてしょうがない・・・・・・寝ている隙なんて、ないってのに!!」
ブレイドが剣型のラウザー、ブレイラウザーで体を支えながら立ち上がろうとする。
だが手が滑り、仰向けに倒れる。
それと同時に変身が解け、生身の体があらわになる。
「ぐっ・・・・・始・・・・・待っていろ・・・・・世界もお前も、助けてやる!はぁ・・・・はぁ・・・・」
「剣崎さん!!」
「剣崎!!」
そこに橘、睦月、蒔風の三人が到着する。
倒れる剣崎を担ぎ上げて家に連れて帰ろうとするが、剣崎が橘の肩を掴んで叫んだ。
「橘さん!!オレを殴ってください!!」
「なに?」
「眠くて眠くてしょうがないんです・・・・・殴って頭をはっきりさせて下さい!!」
「剣崎!!お前は戦いすぎだ!!休め!!」
「ッッ!!睦月!!」
「できませんよ!!」
二人から拒否され、剣崎が蒔風の方を見る。
「じゃあ・・・・じゃああんたでいい!!あんたオレを殴ってくれ!!!」
剣崎の目は必死そのものだ。
初対面の蒔風にこんなことをいきなり言い出すあたり、もはやいろいろとピークだ。
何かに突き動かされ、なにがなんでも成し遂げなければならないという想いがある。
だが
「目がイってるなこいつ」
「剣崎の疲労はピークをとっくに超えている。それでもこいつは戦っているんだよ」
「オレの事はいい!!!この眠気をぶっ飛ばしてくれ!!!!」
「オーライ、わかった(ドフゥッ!!!!)」
「オンドゥルッ!?(バタリ)」
「剣崎ーーーー!?」
「ったく・・・一人でろくに立てないやつが・・・・ん?」
「どうした、蒔風」
蒔風が腹部に一発食らって気絶した剣崎を担ごうとして、何か異変に気付く。
そして剣崎が落とした変身のためのバックル、ブレイバックルに目をやった。
「そーゆーことかよ・・・・おい、こいつ連れて帰んぞ。そのバックルは隠しといて」
「あ、ああ・・・・・」
蒔風たちが剣崎を担いでその場を去る。
その背後にはいつの間にか再び湧いてきたダークローチがまたわらわらと
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「結論から言おう。こいつ、人間をやめるぞぉー、橘ぁーーー、ってなってる」
「な・・・・に?」
「このライダーシステムはなんだ?人間を変貌させるのか?」
蒔風が疑いの目でリビングに置かれたブレイバックルを見る
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