第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
剣 〜クローバーの出会い〜
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
う」
「・・・・・・・わかりました。案内します」
「ありがと〜〜〜!!!ムツキング!!!」
「なんですかその呼び名は!?」
そういって案内してくれた睦月の後をついて行った蒔風。
着いた先は荒野の一軒家だ。結構ボロい。
「ここ?」
「ボク達に協力してくれる人の家です。橘さん、いますか?」
扉を開けながら睦月が中に声をかける。
すると一人の男が玄関の廊下の隣の部屋から腕を組んで出てきた。
「睦月、こいつか?変な話を振ってきた男とは」
「はい。でも、僕を助けてもくれました」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「橘さん?」
「いや、すまない。どうやら君の眼に嘘偽りはないようだな。詳しい話を訊きたい。入ってくれ」
そう言って男、橘朔也が中に案内する。
案内された先のリビングには、何やらモニターやらとにらめっこしている男女がいた。
「あれ?お客さん!?困ったなぁ、いきなり連れてこられちゃ・・・・・」
「橘さん、この人は一体?」
「えっと・・・・BOARD(ボード)の人かな?この家の持ち主、白井虎太郎です」
「違うでしょ?この人会ったこと無いもの。元BOARD研究員、広瀬栞です。えっと・・・橘さんの知り合い・・・・・ですか?」
栞と虎太郎となのる二人が自己紹介する。
ちなみにBOARDとはアンデットを研究し、ライダーシステムを作った組織だ。
組織自体は復活したアンデットに壊滅させられたが、こうして研究員の何名かが集まっているのだ。
「違う。だが、睦月が言うには面白い話が聞けるそうだぞ?」
「それがこう・・・・突拍子もなくて・・・・それで橘さんにはあらかじめ連絡しておいたんですけど・・・・」
「そりゃそうだろ。いきなり世界だとかブレイドが殺されるなんて言ったら・・・・」
「剣崎くんが!?」
「こここ、殺される!?」
「詳しい話が訊きたいな」
「はいはい。待ってね、今お教えしましょうかな・・・・・・」
〜〜蒔風、説明タイム〜〜
「本当に・・・・・?」
「おっ!?その疑り深い目!!・・・・まあ今まで通りだけどねー。ま、そうやって何事も鵜呑みにしない警戒心はいいと思うけど」
「でも・・・・真実なんだよね?」
「うん。剣崎一真が「奴」に狙われているのは確かだ。だがそれよりもまず、やらなきゃならないことがある」
「え?」
「この世界はなぜこうなっている?バトルファイトの最初の方でジョーカーを倒せばよかったじゃないか」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ