第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
剣 〜クローバーの出会い〜
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変身した。
「行くぞ!!オオオッッッ!!」
レンゲルが尺杖型の武器、醒杖・レンゲルラウザーを振るってダークローチたちを次々と消滅させていく。
戦闘力や耐久力が高くなく、不死でもないダークローチを倒すことは簡単だ。
だが数が多すぎる。
黒い絨毯に緑の点がポツンとある。
そんな感じだ。
だがそれでもレンゲルは、そのビル群にいたダークローチの半数を倒していた。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・き、キリがない・・・・・」
体力に限界が来たレンゲルの膝が落ちる。
餌を見つけたゴキブリのように、そこに一斉に襲いかかるダークローチ。
レンゲルがラウザーを構え、振り上げた、その瞬間。
シュカン!!!ボッ!!ドドドドドドドドドドッドン!!!!!!!
周囲のダークローチが一瞬で上半身と下半身に分かれ、爆発した。
「大丈夫かい?」
刀を肩に担ぎ、レンゲルに手を伸ばすのは蒔風だ。
その姿にレンゲルが唖然とする。
「あ、あなたは!?それにあいつらを一瞬で・・・・・」
「なに、気にするなよ。君には訊きたいこともある。とりあえず!!!!」
蒔風がその手をかざし、振り下ろす。
すると土惺の力で浮かび上がらせておいた何枚もの「地面」がダークローチ達を踏みつぶした。
「こんなものでどうかい?」
「・・・・・・あ・・・・・え?」
レンゲルは唖然とするだけだ。
だがこの周囲を一掃したものの、ビルの陰から次々とわき出てくるダークローチ。
「キリがないなホント。一旦逃げんぞ」
「ちょ、待って!!!あなた一体何者ですか!?」
レンゲルが蒔風の肩を掴んで話を聞こうとする。
だが蒔風はその肩をはずしてダークローチを指さして言った。
「ここ一帯の避難は終わったろ?はやくいかねぇと、飲み込まれるぞ、あれに」
ウジャウジャとしているダークローチはまるでそういうシステムであるかのように街を練り歩き、破壊を繰り返していく。
「気持ち悪いだろ?あれ。早く行こう。話はそれからだ」
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公園のベンチに座る二人の男。
蒔風と、レンゲルに変身していた青年、上城睦月だ。
「・・・・・って話しなんだけどさ」
「信じられません」
「じゃあオレさんの力はどうする?」
「それは・・・・でも・・・・・・」
「ま、いいさ。とにかくブレイド、確か、剣崎一真・・・・・だっけ?に会お
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