第五話
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れはいいアイデアだぞ、秀太。」
こうして、二人の猫又の少女がホークの家族に加わった。
数日後。仕事から帰って来たジンライはホークの家に来ていた。丁度、はやて達は学校で留守にしている。
ジンライが玄関に入ると、二人の少女が彼を出迎えた。黒歌と白音だ。彼女達は転入の手続きが済むまで、日中はホークの家で過ごしている。
「よお。お前らがアリアとロッテで合ってるよな。たしか、本当の名前は・・・」
「黒歌ニャ。」
「白音です。」
「ああ。改めてよろしく頼むぜ、二人とも。」
そうやってジンライが二人と挨拶を交わしていると、ホークがやって来た。
「よお、ホーク。聞いたぜ。はやてを助けてくれてありがとな。」
「彼女は私の家族同然だからな。当然の事をしたまでさ。」
「家族同然か・・・何か、はやての世話をしてんのは実質お前になってるような気がするな。」
「帰って来たら来たで逆に世話を焼かれているんだろう。」
「それは言わないでくれ。」
「それよりジンライ。はやて達を襲ったミイラ達を操っていたのは“異世界からの敵”と言うのは本当か?」
ジンライはホーク達に悪質転生者の事は異世界からの侵略者、派遣転生者はそれを追って来た戦士と説明してある。
「“戦士”達はそう言っていた。しかも、奴は何故か黒歌と白音の正体を知っていたらしい。そればかりか、はやての名前も知っていた。」
「今まで通り、何故か女の子の情報は色々知っていたようだな。」
「ああ…なあ、ホーク。引き受けといて何だが、これからもはやての事は頼めるか?」
「当たり前じゃないか。どうしたんだ、急に?」
「俺は仕事の関係上、あまりはやてと一緒に居ていられない。いや、一緒に居てもゴッドマスターじゃなくなった俺じゃ、はやてを守れない。だから、頼みたいんだ。」
「そう言う事か。分かった。ジンライはデビルZとの戦いで一生懸命戦ったんだ。ここからは私達に任せてくれ。」
ホークは、かつての戦いでジンライ達ゴッドマスターはもう充分戦ったと考えていた。だから、彼らの日常を守る事が、これからの自分達の役目だと言うのが、プリテンダー達の総意であった。
続く
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