第五話
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、10秒ごとに自分の力を倍にしたり、仲間の力を倍にする事が出来るんだ。けど、俺が未熟なせいであんまり強くは出来ないんだ。」
はやての剣幕に押されながらも、一誠は答える。
「伝説のドラゴンか〜。ロマンがあってええな〜。秀太君は何か持ってへんの?」
「残念だけど、僕は神器は持ってないよ。」
「そうなん?」
秀太の返答に残念そうにするはやて。すると、アリアが口を開いた。
「でも、はやてには神器が宿っているニャ。」
「ホンマに!?」
それを聞いてはやては驚愕する。すると、ホークがアリアに言った。
「さて、次は君たちが説明をしてくれるか?」
「分かったニャ。」
すると、アリアとロッテの姿が猫から猫耳と尻尾の生えた人間の少女へと変化した。ただし、全裸の。
「・・・はやて。二人に服を貸してあげなさい。」
「わかったで。」
ホークに言われてはやてが持って来た服に着替えると、アリアとロッテは説明を始めた。
「見ての通り、私たちはただの猫じゃないニャ。猫又って言う猫の妖怪ニャ。」
「妖怪。この日本に古来から住んでいる種族だな。」
「そうニャ。ホントの名前は黒歌と白音って言うニャ。」
「なるほどな。で、改めて聞くけど、何であんな所で痩せ細ってたんだ?」
ランダーが聞いた。彼としては知的生命体である妖怪、それも少女が道端で衰弱していた事は謎だった。
すると、ロッテ改め白音が不思議そうに言った。
「・・・皆さんを騙していたことについては何も言わないんですか?」
「別に思わないさ。この惑星に住む多くの種族が人間と関わりを持たないようにしている事は理解しているからな。それより、説明してくれないか?」
「・・・分かったニャ。私が説明するニャ。」
少し釈然としない様子で黒歌は説明を始めた。それによれば、彼女達は両親を失い、天涯孤独の身となって彷徨っていたのだという。
「そうだったのか。」
「あの、私たちはここに居てもいいんですか?」
白音が不安そうに言った。すると、ランダーが答える。
「安心しな。俺たちサイバトロンは一度助けた奴を突き放すほど無責任じゃない。そうだろ、ホーク?」
「もちろんだとも。」
「僕もOKさ。」
「むしろ、今までペットとして扱っちゃってごめんな。」
「これは、改めて歓迎会せなあかんな。」
そして、ホークはもちろん、一誠達も黒歌達を拒絶しなかった。
「本当に、いいのかニャ?」
「さっきからそう言っているさ。さて、これからはキャットフードじゃなくて、ちゃんとした物を君たちに食べさせてあげないとな。」
「ねえホーク。学校も一緒に通えないかな?」
「そ
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