ガンダムW
1543話
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がウイングガンダムを破壊しようとして、デュオとやり合った後、それを捕らえたのがサリィだ。
正確にはサリィの部隊が捕らえたのか、それとも他の部隊が捕らえた後に軍医のサリィに引き渡されたのか……その辺の詳しい事情は分からないが。
ともあれ、サリィはヒイロをガンダムのパイロットだと疑っている。
いや、確信を持っている訳ではないが、恐らく間違いないだろうと判断しているというのが正しいか。
それだけに、サリィにとってガンダムのパイロットというのは興味深いものなのだろう。
原作でもサリィは多くのガンダムパイロットと関わる。
ヒイロ、五飛……カトルとは直接関わっていなかったが、サンドロックを破壊しようとして、それを取り戻そうとしていたマグアナック隊と鉢合わせていたし。
最終的にはガンダムが母艦としていたピースミリオンに合流してたしな。
そう考えれば、今の質問も理解は出来る。
「アクセル代表の操縦するトールギスは、単機でガンダムと戦えるだけの性能を持っていると聞いています。つまり、今の連合軍にとってはアクセル代表は対ガンダムの切り札。そのような方がガンダムに対してどう思っているのか、気になるのは当然では?」
「そうだな……まぁ、そういう事にしておくか」
本心がどこにあるのかはよく分からないが、それでもサリィは陰謀を企むような性格ではない。
であれば、こうして話をするのも構わない、か?
「ガンダム……というのは、実際には強力なMSだけど、1つだけ特徴がある。それが何か分かるか?」
「特徴?」
「ああ。ノベンタの下にいれば色々と情報が入ってくるんだが……ガンダムというのは、あくまでも単独で行動する事を前提として作られたMSだ。リーオーやエアリーズのように、組織戦を前提としている機体じゃない」
この辺は原作でレディ・アンが言っていた内容そのままだが、決して間違っている訳ではない。
レディ・アンもトレーズに対する狂信とかいう盲信がなければ、有能なのは間違いないんだよな。……コロニーの破壊やニューエドワーズの基地を自爆させるような極端な真似を好むのはともかくとして。
「……そうなのですか?」
「ああ。まぁ、ガンダムの性能は今のところあまり知れ渡ってないから、知らなくてもしょうがないけどな」
「なら、リーオーやエアリーズを使えば、どうにかなるんじゃないの? 単体じゃなくて、消耗戦で」
俺とサリィの話を聞いていた凛の言葉に、確かにとサリィが頷く。
だが、事はそう単純ではない。
質で量を凌駕するというのは、それこそ彼我に圧倒的な能力差が必要となる。
シャドウミラーがこれまで行ってきた戦いでは……BETAとの戦いが最も顕著に質で量を凌駕していると言えるだろう。
「そうだな。ガンダムは
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