転入生4
前書き
おはよー。ていうか、転入生はどうなったんだ。
あの話、きちんと覚えているよね。お母さんとお父さんはどうゆう人か知りたかったんだけどな〜。
気になる!絶対!絶対!
・・・・・思ったんだけど。
たまにはこっちから話かけてみようか。
三分後。
転入生が来た。
あー、可愛い!お次は・・・!あれ、大人気の洋服屋の商品で一番値段が高いやつじゃん。おッ金持ちー。
ってぼーっとしてないで話かけーや僕!!
でも緊張するなー。日本語が分かっていても、英語で返すかもしれないって。
無理無理無理無理!絶対無理だってば!英語なんて話せないしー!ショック・・・。
まあまあ落ち着け僕。落ち着け、落ち着け。
すると。
トントン。
僕は肩を叩かれた。恐る恐る振り向くと・・・。
綾瀬!! ・・・なーんだ。話しかけられてしまった。
「おはよう!な〜にやってたの?」
え、あ、あの、その、何ていうか・・・。おはようって、言おうと・・・。
「・・・誰に?」
・・・。綾瀬さんに。
「・・・あ・・・」
ほ、他の人にも!言おうと・・・。
「本当〜?なんか質問とか聞こうとしてた〜?」
う・・・、うん・・・。
「・・・誰に?」
・・・。綾瀬さんに。
「どんな質問?」
すると・・・。
「席につけー!」
ひ〜。短気先生だ〜!
「あら?先生を短気先生って呼んでるの?」
聞かれてしまった。どうする僕・・・!
「私、一昨日分かった」
短気先生だってこと・・・?
「うん」
僕とめっちゃ相性いい〜!!これなら少し好きになれたかも・・・?
バンッ!後ろから叩かれたー!いってえ〜!後ろ誰だ!胡桃か!
「比呂、転入生のこと、好きになり始めたでしょ。わかってるよ〜。じゃあ、ウチ、あなたのための恋のキュービットになってあげる。偉いと思えよ〜」
津久井胡桃。色々と面白いところもあるからこそ、人気者で目立ちたがり屋。女子で一番最初の友達で、幼稚園の時からずーっと一緒。
そしたら前の席の子が話しかけてきた。一倉里緒だ。
「ちょっとそこうるさい。静かにしてくれる?」
あ、ハイ・・・。
一倉里緒。もともと綾瀬のと友達だったらしくって、結構ピュア。勉強はできるほうだけど、ケアレスミスが多い。綾瀬と何年かの友達だから、呼び捨てしていた。
そんなのどうでもいい。
斜め後ろの席の子の会話がよく聞こえる。
・・・。・・・えっ!千ちゃんがご機嫌斜めらしい!?
そういえば、僕は今日一回も話してないや。
千ちゃん機嫌悪そう。どうしたんだろ。
話しかけて・・・。
でもあの態度、僕は少し嫌いだ。
しばらく放っておこう。
僕は本を読み始めた。
千ちゃんをみながら・・・。
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