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世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
恋姫†無双 〜蒔風、世界と繋がるのこと〜
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こめかみに命中させる。



ゴコキィッ!!!!!!




蒔風が地面を転がり、その間に「奴」が一刀に迫る。

「ッ!!!させん!!!」


愛紗、鈴々が「奴」に向かう。
当然ながら「奴」は応対するが、全く二人を相手にしない。


愛紗の青龍偃月刀を剣で受け流し、鈴々の丈八蛇矛を受け止める。


「だぁぁああああ!!!!!」

さらに後方から来た秋蘭の七星牙狼を白刃取りで受け止め、その刃を砕いた。


「な!?」

「バカな・・・白刃取りで剣を砕くだと!?」


「関心してんなよッ!!おらっ!!」


ドドドンっ!!!!


「奴」が一瞬で三人の腹部に拳をめり込ませフッ飛ばす。


そして一刀に向いた瞬間、二人の人影の攻撃をしゃがんで避けた。



「コイツッ!?」

「風足を見切りおった!?」


「速いな!!だけど、オレも速い」


ギュギン!!ギャッ!!ギャギギギギ、ギョギャィン!!!!!


「うわっ!!!」

「グアっ!!!」


翠と霞が地面に倒れ伏し、「奴」が剣を振るったそのまま腕を伸ばして一刀に波動砲を撃つ。


ヒィン・・・・ドゴォオオア!!!!!



だがその間に蒔風が飛び込み、直撃をもってそれを止めた。


「ガッ・・・・ごおおおおおお・・・・・・」


蒔風が地面に伏し、立ち上がろうと腕を張るが左腕は怪我と酷使のせいでもう使えず、右腕も限界に近い。さらにいえば上半身も見事に真っ赤である。
立ち上がろうと地面でもがく蒔風だが、ズルズルとしているだけで起き上がれない。


「舜!!!」


星が駆けより、蒔風を起こそうとする。
だが蒔風はそんな星の肩を掴んで叫んだ。


「こっちにくるより一刀のそばにいろと言っただろう・・・・・!!!!!」

「そんな・・・・あなたの怪我だって!!!」

「言っただろう・・・・そんなの関係ない」


シュラン・・・・と蒔風が「火」を右腕で抜いてそれを支えに立ち上がって背中で言った。


「オレにそんな感情を向けるな!!!完全に空回りだ・・・・命の心配をされようとも、オレがそれを受け止められない!!!!死ぬことに恐怖などないのだから・・・・・・」


蒔風が「火」を右腰の「林」に付け、組み合わせて抜刀する。


「オレは行く。総てを賭けて、世界を守る。それがオレのすべきことだと信じて戦おう。たとえ上塗りだけの信念でも、貫き通すことはできるはずだと信じて!!!!!」


「下積みの無い信念・・・・・軟弱だなぁ、蒔風ぇ!!!!」

「うるっせぇ!!!!!」


ドゴガァ!!!!!


「奴
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