第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
恋姫†無双 〜蒔風、世界と繋がるのこと〜
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は処理していく。
だがその処理後に起きる爆発に、蒔風の体力も削られ続けて行く。
ドォン!!!!
「ウゴッ!?・・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・だらっシャァ!!!!」
蒔風の頬は煤コケ、どこからか飛んできた破片にぶつかったのか唇も切れている。
当然蒔風も獄炎、雷旺、圧水、土惺と攻撃を放つが・・・・・・
「こ、の、やろォ!!!!」
ドゴンドゴンドゴン!!!!!!
打ってはすぐに「奴」が波動弾を打ち、それを処理しての爆発で消し飛ばされてしまう。
そして唐突に波動弾が止む。
蒔風がさっきまで奴のいたところを見ても、そこに「奴」の姿はなく
ゾクリ
とした背骨の関節がすべて氷になったような戦慄を感じた。
「舜!!!後ろだ!!!!」
一刀の声に遮二無二天地陰陽を背後に突き刺すように出す蒔風。
だがそこにいたのは「奴」ではなかった。
そこに待ち構えていたのは獄炎にも劣らぬ炎を溜めこんだ、開かれたサラマンダーの大口だった。
「ッ!?オォォォオッ!!!!!!!」
ドゴァ!!!!!
蒔風が必死になってそこから回避し、勢いのあまり地面に落ちる。
だが左腕が一瞬だけ炎にさらされ、蒔風の傍らに「天地」がカシャンと音を立てて落ちる。
それを見て愛紗が「奴」に叫んだ。
「くそ!!!おい貴様!!!正々堂々、降りてきて戦え!!!!」
「私が怖いのか!!腰ぬけめ!!!!」
「そんなところからやるだなんて男らしくないぞ!!!!!」
武将たちが口々に「奴」を挑発する。
それを見て「奴」がめんどくさそうにため息をつく。
「あからさまな挑発だな。なんでオレがわざわざ降りねばならんのだ。こっからでできるならそれでいいじゃないか。ん?」
「厄介な敵です・・・・目的のためにただ淡々とこっちを狙う・・・・・」
「左慈とか言う奴を相手にした方がまだ楽よ。なんなのよあいつ・・・・」
「あの野郎にこっちの常識持ちこむな。それと!!手ぇ出すな、お前ら死ぬぞ」
蒔風がぐらりと立ち上がって考察する朱里と桂花のとなりに立つ。
「舜さん!!怪我は大丈夫ですか!?」
「気にすんな・・・・絶対に一刀に怪我ひとつ負わせんなよ!!!・・・・・おら!!!」
蒔風が天地陰陽を風斬車に組み立て、右手一本で「奴」に挑む。
「奴」に風斬車を振るう蒔風だが、「奴」はそれを紙一重でかわす。
「奴」の顎に向かって振るわれたそれをひらりとかわして、「奴」の拳が蒔風の腹にめり込む。
それに対して風斬車は
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