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世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
恋姫†無双 〜蒔風、世界と繋がるのこと〜
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「そう・・・・・なのか?」


「では・・・・すべて終わったのだな!?」

「やっぱり鈴々たちが勝って一件落着なのだ!!!」

「やったな!!舜!!!」


「いぃや・・・・終わってねえぞ全員伏せろ!!!」



ドグォアッ!!!!!



真っ黒な波動弾が上空から打ち出され、それが全員の中心部分にいる一刀目掛けて飛んできた。
それを蒔風が獄炎弾を真っ向からぶつけて相殺する。


ズゴッ!!!ズズズズズズズズズ・・・・・・ボゴォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!


相殺するとはいったものの、波動弾も獄炎弾も衝突した瞬間に一気に巨大な火球に膨れ上がり、己の持つ破壊の力を存分にぶつけ合い、それは周囲の物を吹き飛ばしていった。
花壇の花はその爆風に耐えられず花弁を散らし、周りに立つ林の木々は何本かから炎が上がって燃え尽きる。


「うわああああああああああああ!?」
「なんだぁ!?」
「これは!?」
「きゃああああああああああ!!!」
「ご主人様!!!!」
「舜!!!!」



皆が思い思いの悲鳴を上げ、地に伏せる。


「今ここに!!世界は成った!!!食べごろだと思わないかね?諸君!!!!」

「そうだよなぁ、来るころだと思ったよ!!!」


蒔風が上空を睨む。
そこには「奴」が浮かんでおり、その手からは波動弾を打った名残か、ゆらゆらと黒いオーラが残っていた。


「あのまま食ってもよかったんだがな?せっかくこうやって世界が成ってより濃密なものとなったんだから、そっちの方がいいだろう?っと!!!!」


ガバギィ!!!!


「能書きはいい。今すぐ出てけバカ!!!!」

「おーおー、蒔風さんちの舜君は怖いねぇ〜〜〜」

「ざっけんな!!!!」


蒔風が話し途中の「奴」に「獅子」を握って斬りかかるのを、「奴」もまた魔導八天の一本を抜きそれを防いでいた。


「オレとしてはこのまま全員ぶっ放すのが・・・・・簡単なんだがな!!!!!」


ドォン!!!!


さらに反対の腕で二、三発と先ほどと同様の波動弾をぶっ放して周囲ごと一刀を殺そうとする「奴」。
それにいち早く感づいた翠と霞が風足で一刀の前に立ち、それを防ごうとする。


ドゴォ!!!


だがそれを防いだのは蒔風だった。
その背には銀白の翼が輝き、大きく羽ばたいていた。


「お前らは一刀のそばを離れるな。「奴」とやり合おうとするんじゃないぞ!!!!(バウッ!!!!)」

蒔風がさらに動く動く。
「奴」が全く惜しみもせずに波動弾を放ち続け、蒔風がそれを蹴り、打ち落とし、切り崩して
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