第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
恋姫†無双 〜無限の人製?〜
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「北郷一刀オオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
「ッ!?ディバイン!!!!バスターーーーーーーー!!!!!!!!」
ドギュゴァ!!!!!!
戦場に響く怒声。
それに反応した蒔風が、とっさに放った桜色の砲撃を放ち、それが戦場の白装束たちを吹き飛ばす。
その力の使用のために、青龍たちをいったん戻してからまた出すというめんどくさいことをしている余裕もあるのだが。
蒔風が蹴散らしたその空白部分に白装束たちがすぐに埋まっていく。
「きりがねぇ!!一気に潰す!!!朱里ィ!!!!!!!!!!!!」
蒔風がどこともなく朱里の名を叫ぶ。
これを合図に、彼女が軍を指揮し、ひと塊りに集めて行く。
「おお!!さすがは朱里の策。こんなにも簡単に奴らを固められたぞ!!!」
お互いに背中を預けながら戦っていた愛紗と星がそんな感想をこぼしていると、遠くに見える蒔風が、一刀の後ろ杖をふるう。
ふるうそれはかつての世界の仲間のもの。剣十字の杖、シュベルトクロイツをかざし、魔力を込める。
「はやて、借りるぜ!行くぞ・・・・・デアボリック―――エミッション!!!!!!!」
ズゴォ!!!!!
灰色の巨大な球体が于吉軍を飲み込み、その内部の物を徹底的に攻撃しつくす。
だがすべては覆えない。周囲では北郷軍が取り囲んでいて、万が一飲み込まれたら大変だからだ。
故に次は任意の敵を刺し貫く呪いの槍を!!!!
「さぁて、覚悟しな!!!」
蒔風が高く飛び、その手に紅の死槍を掴んで振りかぶり、それを軍勢に向けて投射する!!!!
「突き穿つ(ゲイ)――――――死翔の槍(ボルグ)!!!!!!!!」
ゴォォォォオオオオオオァァァァァァアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!
必殺の槍、ゲイボルグ。
その真の使い道をもって、白装束たちが派手に消し飛んだ。
その光景に北郷軍の誰もがガッツポーズをとる。
「よっし!!これで!!!」
だが
「とでも思いましたか?残念ですね」
ボゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!!!!!!
于吉が再び腕を振るう。
「取り囲んだ、と思った側が、実は取り囲まれていたのはよくあることでしょう?」
いま北郷軍は峡谷の中心にいる。
そしてその峡谷の両側から、正確には両側の崖から、白装束たちがボゴボゴと這い出てきたではないか。
一面に現れて行く白、白、白。
びっしりと現れたそれらの腕には、矢、槍、剣が握られており、ドンドン抜け出してきて地面に降り立つ。
「マジかよ・・・・・
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ