第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
恋姫†無双 〜進軍、そして特攻〜
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蒔風がやって来てから数日が経ち、準備が整った。
今日、一刀たちは左慈たちに最終決戦を挑む。
「皆のもの!!準備はいいか!!!」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
「その意気や良し!!敵は白装束!!平和の訪れるこの国を脅かす悪鬼共だ!!ならばこそ、我等が奴らを討伐するのだ!!」
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!
「では、いざ出陣ッ!!」
城から軍が出る。
全員の士気は高揚し、その軍は熱気を放っていた。
「一刀、華琳や蓮華たちは置いてきてよかったのか?」
「それは」
「彼女らはあくまでも我等が捕虜。軍を率いられては我々はともかく兵達が困惑しますからな」
「そ、そうなんだよ」
「・・・・・・・」
「で、なんでオレの横にちょこんといるんだ?星」
「おや、いいませんでしたかな?諦めないと」
「舜?」
「ああ一刀、これはな・・・・・」
「がんばれ!応援する!幸せにな!!」
蒔風の拳が一刀の顔面に減り込んだ。
「ノォ!私の顔が!!顔がぁぁぁ!!」
「ったく・・・・・う?なんでしがみついてくる、頬を寄せるな、胸を当てるな!!」
「おや、つれないですな。こんな美少女が引っ付いているというのに」
「確かに好意はうれしいがオレから返せるものがないからやめてくれ」
「なに、いずれあなたに恋愛感情が生まれた時に私がこういうことをしていたと覚えていれば一発でないですか」
「はいはい、そうなるといいですねーーーーー」
「おぬしらはなにをイチャついとるか!!御主人様も騒がないで下さい!」
一刀、蒔風、星が馬を操る愛紗に怒鳴られる。
今四人がいるのは馬車の幌の中だ。
うち愛紗は馬を操っている。
馬車のスピードは周りの行軍と同じスピードで、結構ゆっくりだ。
「向かう先はどこなんだ?」
「山中にある寺殿よぉ。よっこらしょ」
「貂蝉」
そこに貂蝉が馬車に乗り込んできた。
馬車が少しだけ沈む。
「御主人様はその寺殿の奥に安置されている鏡に触れなければならないわ」
「オレが?なんで?」
「なんでもよ。理由は秘密」
「ってか貂蝉!降りろ!馬が疲れる!」
「あらいやだ。舜ちゃんったら漢乙(おとめ)に重いというの!?」
「「「「いいから降りろ!!」」」」
「な、なによ、みんなして・・・・」
貂蝉が渋々降りていく。
なんだか寂しそうに。
「ダァーッ!わかったわかった!オレも一緒に歩いてやるからそんな悲し
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