第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
恋姫†無双 〜進軍、そして特攻〜
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そうな顔すんなや!!」
「舜ちゃん・・・・・もしかしてあたしのこと!?」
「それはない」
「それでもいいわ!舜ちゃん愛してる!」
「友人の域でならいくらでも。本当の愛は一刀にな」
「ごっ主人さまぁ!!」
「ギャー!こっちくんな!!」
一刀も引きずり出され、一緒に歩く。
三人が馬車の後ろを歩き、星が足を馬車からぶらつかせて組んで座る。
「御主人様〜〜〜〜。翠さんが戻って来られました〜〜〜〜」
そこに朱里の声がして、翠と一緒にやってきた。
翠は先に戦場を下見してきていたのだ。
朱里が馬から降りて、翠と馬車の中に入る。
「翠さんの「風足」はすごいです。おかげで正確な地形がわかってきましたから」
「馬に乗ってると出来ないのが残念だけどな」
「どんな地形だったんよ?」
「話にあった寺殿は見れなかったけど、周囲の地形はわかったぜ。長い長い階段が岩山に伸びていて、その両脇にも岩山が崖みたいにそびえてた。道の両脇に岩山があるってよりは馬鹿でかい岩山を切り出して道にした感じだな」
「細い通路か・・・・」
「翠の話だと両脇は五十メートルくらいしかないみたいだな」
「あそこで戦うのはまずいと思うんだ」
「そうですね・・・・攻めるに不利、守るに有利な地形ですから・・・・」
「一刀を餌に引きずり出したら?」
「可能かもしれませんが、それでも兵は残されます。最悪、挟み込みに」
「どうしますかな?主」
「うーん・・・・」
「・・・・・なぁ、白装束って呪術で作られた泥偶人形なんだよな?」
「そうです。でもなんで?」
「相手に命と呼べるものが無ければ容赦する必要はねぇ。先陣はオレが行こう」
「舜が?」
「そ、オレが」
・・・全員思考中・・・
「ありね」「ありですね」「ありですな」「ありだな」
「まぁ見てろ。翼人の強さ、見せてやる。地形変えないように気をつけないとなーーーーー」
こうして方針は固まった。
あとは攻め入るのみだ。
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白装束、左慈軍
その全員が現在、寺殿へと続く階段の前に並んでいた。
その階段の中腹
「ふむ、やはり壮観ですね。ですが、軍の統率は私がやってもよいのですか?左慈」
そう言って左慈の方を振り向く男は于吉。
彼は人形ではなく、左慈と同じサイドにいる観測者だ。
「ふん、こんな雑兵で殺れるならいいがな。オレは鏡の前で北郷を待つ。そっちで終わったら
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