暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1542話
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 コルシカ基地に半ば捨て置かれていたトールギスだったが、恐らく俺が乱入した演習の映像を手に入れたか、あるいは残っていたトールギスのデータを改めて確認し、その上でガンダムとやり合えるMSという事で注目したのか……
 まぁ、俺がゼクスやノインに漏らしたオペレーション・デイブレイクの件も関係しているのかもしれないが。

「それで査察についていけ、と。……つまり、護衛か?」
「そうだ」

 俺の言葉にベンティが頷く。
 どうやら連合軍のトップ3全員が同じ意見らしい。
 OZに対して疑問というか疑惑を持つのは、こちらとしては好都合だ。
 シャドウミラーとして手を組むべき相手を連合軍としたのだから、当然OZに連合軍を潰されるのは困る。
 いずれノベンタにはOZについての注意喚起をするつもりだったから、その必要がなくなったのは助かったと言うべきだろう。

「もしOZに何らかの問題点があったら?」
「その場合は、速やかにこちらに知らせて欲しい。すぐに手を打つ」

 自信に満ちた表情のセプテムだが、兵士の練度という意味では連合軍よりもOZの方が上なんだよな。

「今回の査察で向こうが妙な真似をしているというのを発見した場合、向こうはこっちを消そうとしてくるだろう。勿論MSを繰り出す可能性もある。だとすれば、対策にこっちもMSを持っていく必要があるが?」
「当然それは許可する」

 セプテムの言葉に、ノベンタとベンティの2人も頷く。
 ふむ、この態度を見ると、結構本気でOZを疑っていると考えるべきか。
 実際問題、もし向こうがMSでどうにかしようとしてきても、トールギスがあれば向こうに単独でこっちをどうこうは出来ない。
 エピオン辺りがあれば話は別だが……あの機体はウイングゼロが出て来た頃に作られていた筈だしな。

「分かった、ならその護衛依頼を受けよう。綾子と凛の2人も連れて行くが、構わないな?」

 その言葉に、ノベンタ、セプテム、ベンティの3人は頷くのだった。
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