暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1542話
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って、ドーリアンが意識不明になったというのは痛いだろうな。
 ともあれ、現在コロニーで入院しているドーリアンにOZが手を出すのは難しい。
 にしても……原作と違ってリリーナがコロニーに行かなかったって事は、色々と変化が予想されるな。
 原作だとドーリアン暗殺の光景を見ていたリリーナを殺す為にレディ・アンがリリーナの通っている学校へと向かってMSを派遣し、そこでヒイロのウイングガンダムと戦闘を行うという事や、父親の敵のレディ・アンに復讐しようとしてロームフェラ財団のパーティに乗り込んだりした事もあった。
 その辺がまるっきりなくなるという事は……もしかしたら、サンクキングダムの復興というのもなくなる可能性があるか?
 いや、けどドーリアンの妻もリリーナの秘密は知っていた筈だから、その辺は原作通りになるのか?
 ともあれ、オペレーション・デイブレイクまでの時間はそう多くない。
 これからの行動がこの歴史の流れを大きく変えるだろう。
 そんな風に考えながらTVを見ていると、不意に部屋の通信機が着信の音を鳴らす。
 また模擬戦の希望か? それとも綾子の乗機となる予定のトーラスの改修が終わったのか?
 そんな風に考えながら通信機を取るが……

『アクセル、ノベンタだ。悪いが私の執務室まで来て貰えないかね? 少し用事がある』

 ノベンタからの連絡だった。
 ……こうして改めて連絡をしてくるという事は、間違いなく何かあるのは事実だろうが、何があった?
 今までの経験から考えると、何か大きな出来事の類はなかったと思うんだが。
 それでも雇い主から直接の連絡だ。余程の理由がない限り、それを無視する訳にはいかないだろう。

「分かった、すぐに行く」
『ああ、そうしてくれると助かるよ』

 短く言葉を交わし、通信が切れる。
 ……さて、本当に何があるのやら。厄介事じゃなきゃいいんだが。そう思いつつ、わざわざ俺を呼び出すのだから間違いなく何か厄介事が起きたのは確実だった。





 ノベンタの執務室の前にいた護衛の兵士に俺がきた事を取り次いで貰い、執務室の中に入る。
 するとその中にいたのは、ノベンタ……だけではなかった。
 もう何度か顔を合わせて俺とやりあった事もある、セプテム。そして……初めて見る顔が1人。

「良く来てくれた、アクセル。……まずは紹介をしよう。彼は地球方面司令部司令官のベンティ将軍だ」

 ……へぇ。この男が……
 つまり、今この部屋には実質的に連合軍のトップ3が全員揃っている訳だ。
 ちなみにセプテムの担当は宇宙軍なのだが、それが自分の軍隊を放り出して地球にいても構わないのか? という疑問はある。
 まぁ、セプテムの息子と父親が有能だからこそ出来るんだろうが。
 ベンティが差し
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